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■サーヴァント 使い魔。 行動判定には1D20を使用 戦闘は行動値消費にて行う -ステータス 筋力、耐久、俊敏、魔力、幸運からなるサーヴァントの能力値 ランクによって各ステータスを使用した判定の出目に固定値を付与する 付与値一覧は以下 A +2 B +1 C 0 D -1 E -2 EX +1d3 筋力 主にパワーを使用した行動判定や与ダメ算出の際に使用 耐久 これに依存してHPが決定する 初期HPは以下 A 22 B 20 C 18 D 17 E 16 EX 16+2d4 俊敏 これに依存して初期行動値が決定する 夜間の移動判定、並びに逃走判定にも使用 初期行動値は以下 A 17 B 15 C 13 D 11 E 10 EX 10+2d4 魔力 主に魔力を使用した行動判定と魔力対抗の際に使用 幸運 主に回避行動で使用 スキルと宝具 スキル/宝具に割り振れるコストは一律して10点とする。 合計10点に収まるように宝具/スキルのランクを割り振ること。 宝具ランク コスト 効果例 Aランク 5 1d10+3のダメージ、またはそれに相当する効果 Bランク 4 1d6+3のダメージ、またはそれに相当する効果 Cランク 3 1d4+3ダメージ、またはそれに相当する効果 Dランク以下 1 1d4のダメージ、またはそれに相当する効果 EXランク 4 1d6のダメージ、対象が女性である時に限り+1d10のダメージ スキルランク コスト 効果例 Aランク 3 攻撃判定の出目に+2、またはそれに相当する効果 Bランク 2 攻撃判定の出目に+1、またはそれに相当する効果 Cランク 1 1d6で3以上の目が出たとき、攻撃判定の出目に+1 Dランク以下 0 フレーバー EXランク 3 攻撃判定の出目に+1d3等 ※スキル、宝具に関しては必ずKPと相談の上決定のこと ※特殊な宝具に関しては上記数値に見合う形で決定のこと クラス別ステータス セイバー 基礎ステータス 筋力A 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運D HP20 行動値15 スキル 対魔力(対魔力判定の出目に+x) 騎乗(戦闘時 移動+x) 自由スキル1 アーチャー 基礎ステータス 筋力C 耐久C 敏捷C 魔力E 幸運E HP18 行動値13 スキル 対魔力(対魔力判定の出目に+1) 単独行動(マスターと別の場所で行動可能) 自由スキル1 【戦闘時 隣のエリアの敵にも攻撃可能】 ランサー 基礎ステータス 筋力B 耐久C 敏捷A 魔力D 幸運E HP18 行動値17 スキル 対魔力(対魔力判定の出目に+1) 自由スキル2 ライダー 基礎ステータス 筋力D 耐久D 敏捷B 魔力C 幸運E HP17 行動値15 スキル 騎乗(戦闘時 移動+1) 対魔力(対魔力判定の出目に+1) 自由スキル1 【宝具を取得する際、必要コスト-1】 キャスター 基礎ステータス 筋力E 耐久E 敏捷C 魔力A 幸運B HP16 行動値13 スキル 道具作成(アイテム作成に判定を要さない) 陣地作成(T1-拠点における魔力行使に出目+2) 自由スキル1 【自らの拠点を陣地として使用】 バーサーカー 基礎ステータス 筋力C 耐久D 敏捷D 魔力E 幸運E HP17 行動値11 スキル 狂化(好きなステのランクを1つ+2、1つ+1) 自由スキル2 【狂化は重ねがけも可。その場合マスターの令呪を1画、開始時に消費する】 アサシン 基礎ステータス 筋力D 耐久D 敏捷B 魔力E 幸運B HP15 行動値15 スキル 気配遮断(エンカウントが相手に通達されない) 自由スキル2 【エンカウント処理が起こらない】 ルーラー(KPのみ使用) 基礎ステータス 筋力C 耐久C 敏捷B 魔力A 幸運B HP25 行動値15 スキル 真名看破 真名裁決(聖杯戦争に参加する全サーヴァントに使用可能な令呪を各サーヴァントごとに二画保有) 自由スキル1 監督役。 NG行動に触れたものを裁定するのが役目。 英霊によってNG行動は変わる。 願望 最低一つ、サーヴァント自身が抱く強い願望を設定する。 ルーラーを除いて、聖杯戦争に召喚されるすべてのサーヴァントは、叶えるべき願望を持っている。
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マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 三時限目 「むむむ~(ピコピコ)」 「コンコン!先生ー?生徒を代表して講義のお願いにきましたー」 「……チッまたか…フラット。私は今日は休暇だ(ピピピズガチャーン!ピコピコ)どうしてもやりたいのなら資料位は用意してやったから自習でもしろ(ピリカチュババー!ピカチュー!)」 「なっ!?そ、そんなぁ」 「フッ、ついに伝説のPOKEモン、フリーザーゲットだぜ」 「は?」 「いや何でもないこっちの話だ。たまには自分たちで何とかしてみろ。手が空いたら様子くらいは見に行ってやる」 「と言うわけで本日は先生抜きになりました……」 「……ロードが居ないなんて最低ね」 「おいフラット!ロードエルメロイⅡの弟子なら交渉くらいちゃんとやれよ!」 「つか教授無しでどうしろってんだ!?」 「あ、あ、でも先生が資料を用意してくれたと言ってました。それからそれを使って自習をしろとも」 「自習ってもさあ……」 「まあ、とりあえずやってみましょうか?」 ~本当に30分後~ 「だ、駄目だ……全く話にならない!と言うか素でこの面子じゃ話を展開させるのが無理だあああ!!」 「思い付きでやってみたけど全然どう進めれば良いのか思い浮かばない……orz」 「これが名もキャラも無い生徒A 生徒B 女生徒C 生徒Dの実力なのね……それもこれもフラットがアホキャラなのが悪いんだわ!」 「え俺のせい!?いやそもそもマスターV無しでマスターVのサーヴァント講座になるわけが無いじゃないですか! これじゃタイトルに偽り有りですよ!このままじゃ『フラット君のマスター塾!』が始まるじゃないですか!ん……………いや待てよ?」 「いや待ちなさい、それは全然無しだから。少しでも有りかも?なんてこと無いから正気に戻りなさい」 「つかどうするんだよ!?これ間が持たねえって!」 「失って気付く大切さ……うわーん!先生ー!部屋に篭ってないで助けてくださいよぉ!!俺らだけじゃ無理ですよぉ」 「─────気になって様子を見に来てみれば……なんなんだ、この阿鼻叫喚な状況は?」 「「「その声は───マスターVぃぃぃいい!!!」」」 「……お前たち、自習してる筈じゃなかったのか?」 「正直に言いますと先生無しでは筆が全く進みませんでした!」 「はあぁぁ情けない。それじゃライターの力量不足を暴露してるようなもんだろう。まあ事実そんなものは無いがな、ハハハ」 「いやだってそもそも俺は先生の場繋ぎ役ですよ!?言わば相槌や話振りの引き立て役なのに!刺身が無いのにツマだけ有ってもしょうがないじゃないですかっ!」 「判った判った。で資料は?……よし。では三時限目、第三次皆鯖の講義を始めるぞ」 「今日やるのは日本武尊、呂布、ラーマ、ベレロフォン、オデュッセウス、サムソン、クリスチャン・ローゼンクロイツの七体です!」 「……お前たちさっきと違って今はやけに元気だな?やはり私は居なくても───」 「「「無理です!」」」 「……分かった。次に私が不在の時は代わりを用意しておいてやる」 「さてと、今日はいつもとは逆に三騎士を後に回すか。えーとだから、キャスター、ローゼンクロイツから入るぞ」 「あぁ…話が先に進むってなんて素晴らしいんだろう」 「こいつは我々にとってはそれなりに有名な奴だな。私たち人間の魔術師にとっては一段階上の存在だ」 「一段階上、ですか?」 「ああ、神代の魔術師たちのような魔法使いの域にある魔術師、という程ではないが、それでも我々から見ればあまりに遠い。 っと話を戻すぞ。まあ知っての通りこいつは殆ど正体不明の存在だ。秘密結社薔薇十字団の創設者にして魔術師らしいがそれ以外は殆ど謎だ」 「先生、この人そんなんでよく英雄に成れましたよね」 「まあそこがこいつの凄いところなんじゃないか?あるいは世界に後押しされたか、契約したのかもしれんな」 「で能力値だが……まあキャスタークラスの典型だな。至って普通と言った感じか?」 「所有スキルが結構色々と出来そうな感じがしますね」 「まあ伝承が不透明なせいで、一体何が出来るのかがサッパリ判らないのが難点か。こればっかりは召喚してみるまではどうしようもないな」 「召喚してみるまで何が出来るか判らないってのもまた微妙な話っスよね教授ー」 「ああいや訂正だ。他の魔術は不明にしても治癒魔術だけは間違いなく信用出来る」 「ほうほう、先生!その心は?」 「ローゼンクロイツの伝承において治療に関してだけは明確に伝え残っているからだ。こいつは明らかに怪我人の治療やら万能薬の開発やら果ては死者を生き返らせる薬やらの逸話に特化している」 「あ~なるほど~。全体は薄いのにその一点だけはより濃く残っている故に信用出来るってわけですね」 「そういうことだ。で、宝具の方だが───そこの君、どう思うかね?」 「はいプロフェッサー、『世界の書』はズバリ汎用性が高く使い勝手が良さそうな宝具ではないでしょうか?」 「うむ。これを使えばマスターの強化や自身の強化も簡単に出来そうだな。おまけに攻撃用の『勝利の書』とは別と言うのもよい」 「あの先生……この『勝利の書』って一体何が出来るんですか?」 「なんだフラット?空想具現化を見たことが……いやあるわけ無いか。まあ要するに極上の干渉系大魔術とでも思えば良い。 さて、纏めだがキャスターにしては十分使える。大量に持つ引き出しを有効に活用する事が出来れば結構良い所まで食い込めそうだぞ?」 「次はサムソン、バーサーカークラスですね」 「出典元が旧約聖書なだけはあってこいつ実は結構有名だったりするのか?サムソンは狂えるオルランドゥでさり気無く名前が出てきてるんだが」 「どうなんでしょうね?でも旧約聖書ならそれなりには有名なのは間違いないんじゃないんですか?」 「う~む、まあいい。能力の方に入る。これは……凄いのか凄くないのか判断に迷うな……」 「……はい、ちょっと迷いますね………」 「宝具で能力を底上げして狂化でさらに能力値強化か。そこまでやってもこれだからな。さて凄いのか凄くないのか……」 「あの先生。動物使役はやっぱり……」 「───ああ。バーサーカーじゃ宝の持ち腐れっぽそうだな……理性が無いんじゃ流石に使役しようが無い。 これじゃ魔術や魔力の反応が出ない素の動物を使って偵察するという一番有効な動物スキルの活用が出来んな」 「先生……あの正直な話、サムソンはどうすれば良いんでしょうか?」 「負担が大きいバーサーカークラスと言うのもあって、勝算がかなり薄いからな。いや魔力量があるマスターでも薄いが。 そうだなそれでもやるのならば……まず第一に真名の秘匿を徹底的にしないと確実にやられる。他と違ってサムソンの真名バレは致命的だ。 第二に間違っても死体を触らないようにする為に敵マスターや一般人は襲わせない方がいい、と言ったところか?」 「胸をパンチして腕が貫通、人間即死でグズグズしてたら死体に触ってましたとかじゃ笑えませんもんね。他には…?」 「あとは戦闘技能が原始的なのが予想されるな。狂戦士クラス以前にサムソンが元々パワーこそ正義な戦闘スタイルなんだろう。………以上だ」 「…………あのロード?つまりハッキリと言えば決め手にも欠けるサムソンじゃ勝つ糸口は無い、と?」 「参加したマスターが単身じゃまず負けるだろうな。サムソンに送る大量の魔力でマスターは魔術行使も補助もロクに出来なくなる。 つまりサムソンを使って勝ちたいのなら聖堂教会のような魔術師と戦える戦力を複数人用意しないと無理だろうな」 「その時点でなんかもう無理っぽいんですけど、サムソンで敵サーヴァントの足止めをしてその隙に残りの者で敵マスターを倒すって事ですか?」 「ああ。敵サーヴァントが格下でもないと真っ向からの勝負はサムソンは些か不利だぞ。敵の宝具に対抗する手段が全く無いからな。戦闘続行Aに賭けるくらいしかない。 サムソンはなまじ通常戦闘が強い分、敵の宝具の使用確率を上げている、敵を半端に追い詰めると逆に敵の必殺の一撃でやられてしまうと言う訳だ」 「うわあ珍しい……先生が魔力量があるマスターでもお薦めできないと言うなんて……よし、ならあえて俺がマスターに……!(ボソリ)」 「次は皆も知ってる者も多いであろうギリシャの代表的大英雄の一人、オデュッセウスだ。何故かアサシンクラスだが……まあ構わん」 「なんでアサシンなんですかねぇ……?」 「では能力値の方だが、流石は足が速いオデュッセウスだな。敏捷が見事なものだ。攻撃力も中々だが守りが堅いのもいい」 「ギリシャ大英雄にしては微妙にショボく無いですか教授?」 「う~んまあ影の暗殺者クラスだからじゃないか?でもよく見てみれば肉体面も精神面も水準はしっかり越えているんだぞ?」 「そうですよ失礼な!オデュッセウスに謝ってください!」 「フラット静かにしろ。でスキルの方だがクラススキルの気配遮断を始め軍略や千里眼、神々の加護と実に便利かつ有用なスキルを持っているのも嬉しいな」 「そうなんです!これでステータスまで高かったら手の付けようが無いじゃないですか、判ってるんですか生徒Aさん!」 「………おほん!いやそれにしても流石は神々と英雄と人間が入り混じって戦ったトロイア戦争で活躍した智将。軍略は流石のレベルだな」 「ロードエルメロイⅡ、それって凄いんですのやっぱり?」 「ああ。世界を制覇しかけた彼の大王でも軍略Bだった。まあそれでもBランクは一流ランクなんだが、オデュッセウスはさらにその上を行く最高位の戦略家だ。 強いて残念な感想を述べるとオデュッセウス自身が対軍宝具や対城宝具といった宝具を持っていないことかな?」 「確かにそれが惜しいっスよね」 「では次がいよいよオデュッセウスの宝具なわけだが───」 「まさにオデュッセウスと言ったらコレだ!な宝具ですよトロイの木馬は。PCの用語にまでなる程なんですよ!?」 「ぱそこんって…君、絶対魔術師じゃないでしょフラット君……」 「ソイツが魔術師らしからぬところは今に始まった事じゃない。さて『殺戮す十二斧』なんだが、いや宝具の相性が良過ぎて笑えないな」 「相性が良過ぎ、ですか?」 「この弓は矢は標的を変えられ無いという常識なんぞ知ったことかな弓だ。そのため障害物が多い戦場や室内でこそ逆に絶大な威力を発揮する。 そういう場所や状況で戦う時は戦略を司る彼にはチェスでもしているような気分なのかもしれないな。故に戦術戦略で戦うオデュッセウスには最高に相性が良いという訳だ」 「そしてもう一つの宝具、『騙し欺く木馬の姦計』の解説に入るぞ」 「あーーーっ!俺のPCにいつの間にか『konton666.nero』って新トロイが666個も検出されてる何故!?ああ!フォルダ内に動物画像が大量に!?」 「さてこの宝具だがあの伝説通り実に強力な要塞殺しだ。自陣内こそが絶対の城砦と考えるマスターにとっては悪夢以外の何者でもないな。注意点は有名な分使用後に真名がバレる位か、ヤルなら必殺のつもりで臨むことだ」 「ロード質問です。一つお訊ききしたいのですがサーヴァント相手にマスターの工房は効果はあるんですか?」 「もちろん多少の効果はある。まあ英霊が総じて強力な神秘なため人間が扱う神秘程度では打倒は出来ないが上手くいけば消耗くらいはさせられる。 敵陣内でマスター相手に下手に消耗すればそこを敵サーヴァントに突かれ負けかねん。だから普通なら滅多な事ではそんな強行策はしない」 「敵の宝具効果なんかでよっぽど急を要する事態でもないと工房攻略なんて疲れるだけ、っスね」 「よってマスターにとって工房は何よりも気を抜ける場所なんだが、このトロイの木馬の前には無意味だな。いや油断し切っている分逆に危ないか? しかし結界すら無視するとは……下手するとハサンの気配遮断を超えてるんじゃないのかこれは?」 「………あのぅ教授?わたし一つ思ったことがあるんですけど……オデュッセウスはアサシンで呼んでもあまり意味は無いのでは?」 「ああ無い。全くもってその通り、オデュッセウスをアサシンで呼ぶメリットは殆ど無い。いやむしろ皆無と言ってもいい。 酷評になるが運悪くオデュッセウスをわざわざアサシンで呼んでしまったマスターには悪いが愚行としか言い様が無い。 もしそんな勿体無い事をするマスターがいたら私の所へ連れて来い再教育してやる。 流石にこれはヘラクレスをバーサーカーで召喚するのとは訳が違うからな。いやあれも色々と問題があるがアレよりも利点が無い……」 「そ、そんなにメリット無いですか?まあ確かに大英雄だし影の役割よりは三騎士クラスの方が似合ってますけど」 「そもそも気配遮断スキルより強力で有用な木馬があるんだから気配遮断スキルは必要なかろう。おまけにランクが高くない為使い道が殆ど無い。 隠密程度のCランクだと工房全ての結界を突破出来るかが判らんし、ただ敵から隠れるだけにしてもマスターと一緒に木馬で隠れる方がより確実だ」 「それに宝具、スキルの相性も弓兵クラスの方がよい。ならばアーチャーで召喚してより有用な対魔力スキルと単独行動スキルを得た方がオデュッセウスを確実に強く出来る。 特にマスターに攻撃魔術があれば単独行動スキルはかなり使えるぞ?マスターの全力魔術と『殺戮す十二斧』波状攻撃で戦略の幅がさらに広がるしな」 「う、そう言われたら確かにアサシンよりアーチャーの方がお得なような気がして来た……」 「さてと少々長くなったが纏めよう。ギリシャの代表的な英雄の名に恥じないかなりお勧めなサーヴァントだ。ランクにするとB+相当のお薦め度。 戦術戦略面での活躍が期待できるし、宝具戦も軍略Aのお蔭で下手なモノなら何とかなる筈だ。 さらにトロイの木馬は工房戦が主体のキャスターにとっては天敵になる。後はアーチャークラスで呼べば文句無しだ」 「次もギリシャの有名所の英雄ベレロフォン。騎兵クラスだな」 「魔獣キマイラを退治した英雄ですね!カックイイー!」 「ステータスは敏捷と幸運、宝具のステが高い。後は筋力が並と言ったところか?」 「Dランクって並なんですか?」 「言葉の感覚的にはDやCランクが並になるんじゃないの?」 「話ではAランクで超一流、Bで一流、Eが最低ランクと言われている為、等間隔にするならば間に来るのは平均以下と平均以上辺りが適当だろうな」 「超一流>一流>平均>平均以下>最低値ってのも一流と平均と平均以下の間に落差が有りすぎますしねえ」 「さて話を戻してスキルの方だが、対魔力が気休め程度だな。人間の魔術師ならともかくキャスタークラスの魔術になるとまともに受けるのはきつい。 だが仕切り直しスキルを持っているのは嬉しいぞ。これは使えるスキルだからな」 「ん~見た感じベレロフォンは宝具の方が強いタイプですかね?」 「いや、ベレロフォンはマスターによって強さが変動するタイプのサーヴァントだ」 「??……ステータスや出力の話がですか?」 「ライダーの宝具の『黄金の手綱』は騎乗する対象によって威力が変動するんだがベレロフォン自身は幻想種の召喚能力は無い。 となると当然ライダーが騎乗する物はマスターが用意するか現地調達してやらなければならない」 「うわ、効率良いのか悪いのかわからない人ですねぇ」 「不利点はサーヴァント相手には少々攻撃力が不足している事だが、代わりに騎乗物が倒されてもいくらでも替えが効くという利点もあるんだぞ?」 「そっか普通は騎乗物がやられたらライダーはそこまでッスもんね」 「で、ここでマスターがどういう騎乗物をベレロフォンに与えてやれるかな訳だが。普通ならば手に入れやすい馬や牛などの家畜や、虎や狼などの野獣になる。 だがもしここでどこぞの秘境にまだ現存する魔獣を与えてやれたならばベレロフォンを一気にパワーアップ出来ると言う訳だな」 「でも幻想種なんてそう簡単に用意できるものでもないですし……」 「普通は無理だろうな。ああそう言えば噂で聞いた事のあるがネロ・カオスとかいう魔獣を使うらしい死徒なら相性良さそうだな。ま、ありえん話だが」 「死徒のマスターなんかが出てきたらその時点で教会が出てきて戦争になりますわね」 「そしてもう一つの宝具『屠獣熔鉛』だが、これはまあ見ての通り拘束する事に特化した宝具だ。下手に捕まると流体の中からの脱出が困難なのは言うまでも無い」 「では纏めるが質の良い獣や機械類、もしくは幻想種を用意できるマスターは相性が良いので選ぶと良いぞ。 ただし、宝具の性質上一撃の重さは他の解放型の宝具持ちのサーヴァントよりも劣るため連打連打で一気に畳み込む戦術がよいだろう」 「先生!俺、第三次皆鯖ではアーチャー、ラーマが本命だと思いますよ!?」 「フッ。私もそう思うが果たして噛ませ犬の烙印を押されているラーマを活躍させてくれる戦場(SS)は現れるものか……」 「うっ、う、ぐすん……非の打ち所なんて無いのにぃ……」 「さてステータスの方だが───む?全ての能力値がBランク超えしてるな、流石はインド最高位の大英雄だ。能力値もバランスも一流だ」 「ここまで強いのに何故カマセに───やはりムエタイか!?ムエタイが悪いのかぁぁ!!」 「しかし幸運値が高いのが少々意外ではあるが……ではスキルの方を見てみよう」 「各クラスの基本能力値と見比べると確かにサーヴァントって幸運の平均値が低そうですもんねー」 「ん。対魔力も結構強力だな。ただ単独行動スキルがDなため高ランク単独行動スキル持ち程の無理は効かなそうだ」 「えと保有スキルの方は神性に千里眼、透化の三つです」 「神性は無視するとして、千里眼と透化とは随分良いものを持っている」 「やっぱりこの二つは良いスキルですか?」 「ああ。透化は俗に言う無の境地に近いものがあるな。自己を無くし奇跡に手を伸ばす我々には身近なものだろう。これはそれの先にあるモノだ。 その恩恵として精神攻撃に対する抵抗力と気配遮断を得るが、この気配遮断はアサシンとしてのとはまた別だな」 「別……ですか?」 「そうだ。透化の気配遮断で暗殺や敵陣侵入はまず無理だ。もしラーマでこれを使いたいのなら戦場の監視をさせると良い。 戦場の端にこっそり配置させるのでもいいが、千里眼と併用させればまず誰にも気づかれずに監視できるだろう」 「なんかえらい多芸っスね……ムエタイマンのくせに」 「で、もう一つの目玉スキルである千里眼だが、当然だが弓兵は基本的に眼が良い。でないと遠方の敵なんか見つけられないからな。 スキルとして顕現していなくても真っ当な弓の英霊ならば遠くの敵を見る視力は標準装備と言ってもいいだろう。 そういう中でこの千里眼を持っている弓兵はその『眼』が群を抜いてしまった連中なんだろうな。鷹の目だけでなく度が過ぎた動体視力や果ては特殊能力付きの眼などが千里眼になるのだろうか?」 「それでラーマの目に付属してるのが透視と。スキルが透明なだけあってキャラも透明(薄い)というわけッスかww」 「な、なんて酷い事を言うんですか!そんな人は退場ですよ退場!ねえ先生!?」 「さて(無視)宝具の方だが、やたら色々と持っているな。しかも全てロングレンジの攻撃用とはね。 普通なら一つくらい補助系の宝具があるものだが……ここまでキッパリしていると逆に清々しいもんだ」 「先生っ!早く各宝具の解説をして欲しいです!」 「んああすまん。では『神刃』からやるが、ふむ追尾機能とステルス効果か……なんと言うか、まんまミサイルだな」 「………ですよね」 「よほど良い勘をしていないと矢が体に着弾するまで気づかないという事も有り得るかな。ただまあ急所目掛けて飛んでくる訳ではないから攻撃力自体はそう高くは無さそうか? タイプは利器型かな?解放型だったら他の宝具の方が有用度が高いから正直あまり使いどころがなさそうだがな……。 問題点を挙げれば宝具の性質上、矢の照準をちゃんと付けられるのかが判らないところか。まあその変わりに矢が勝手に動く分命中率自体は良さそうだがな」 「利器型の宝具ならこれをメイン武装にして戦う事になりそうですね!」 「もう一個がAランク対軍宝具『天翔る光明』か。さてこの宝具だが、直線状に敵を攻撃する貫通系の軌道かなどうも。直列する敵は良い的だ」 「教授、この特殊効果の対蛇ってことはやっぱメデューサとかはヤバいですか?」 「相性で言えば最低最悪だな。あと蛇に深い因子を持つ英雄も注意しとくに越したことは無い」 「で最後が『創世神の光明』A++ランクの対人宝具だが、いや実に贅沢だな。Aランク対軍宝具が有りながらさらにA++ランクの奥の手とは」 「多分ですけどラーマって皆鯖上一番贅沢なサーヴァントかもしれませんね?」 「太陽の弓『天翔る光明』で撃たれたこの『創世神の光明』はA++ランクの攻撃力とサルンガの追加効果を得る訳だが……これは盾の宝具でも防ぎきれんな」 「無理なんですか?」 「盾のランクにもよるが多分無理だ。なまじエネルギーが収束しているだけあって一点を突破する貫通力が半端じゃないと予想される。 最低でも規模で勝るA+ランクの対軍宝具で威力を削いで耐え凌ぐのに賭けるか、同じくA++ランクの宝具で単純に相殺。もしくは事前に太陽の弓を破壊でもしない限りこれを撃たれれば死ぬな」 「うおーーーーー!なのになんでこいつはカマセなんだろうかーーーー!!?ところで燃費の方はどうなんスか?」 「流石にこの超威力で消費魔力が少ない訳がないだろう。だがまあ、対軍宝具や対城宝具なんかに比べると全然マシだな」 「さてラーマの纏めだが、一応格闘で接近戦も出来はするがわざわざ自らサーヴァントを弱体化するような戦術を取る必要はなかろう。 相手が格下でもない限り剣兵や槍兵と接近戦をしても良い事は無いぞ。それに接近戦はレンジの問題で宝具が封じられる結果に繋がるから旨くない」 「あ、それもそうですよね。どの宝具もレンジ5以上からですし下手に接近し過ぎると逆に宝具使用が難くなるんだ」 「そういう訳だからラーマはアーチャーらしく距離を取って戦うか、長距離狙撃で仕留める方が良い戦果を出せるだろう。 宝具が強力な分の魔力負担はかなり有りそうだが、伝承では戦いの後は平和に国を治めてるし性格は問題なさそうだ。 マスターが宝具使用の際に魔力枯渇させられて死ぬ事はあるまい。扱い易さ、戦力的にも太鼓判を押せる有力株だ。あとはマスターの身の安全に注意すればいい」 「それにしてもおめでとうございますラーマさん!先生から太鼓判が出ましたよ!これでヤムチャからピッコロくらいの進化は出来たかもですよ!」 「ラーマに少々時間を取り過ぎたな。次ランサー呂布だ、サクサク行くぞ」 「この呂布だが第四次や第五次聖杯戦争時にニホンで召喚すれば多少なりとも知名度による強化を得られるだろう。近隣で三国志は人気があるようだからな」 「三国志最強の武将だけはあって攻防敏がBランクと肉体面の能力値が高いですね」 「しかし属性が混沌・悪なのが気になるところだな」 「この組み合わせって良くないんですか?」 「ハッキリ言って最悪だ。混沌の行動方針は自分本位の自由人なケースが多いのだがこれに属性の悪が来るとかなりマズイ」 「ところで教授この属性ってどういうのなんですか?」 「狂戦士のように役割(クラス)によって変動したりもするが、簡単に言えば人間から見て善玉か悪玉かじゃないか? 私の主観ではあるがギルガメッシュやイスカンダル、メディアとかジルとかも本人云々よりも人々にどう見えてるかで決まっているように思える」 「まあ確かにギルガメッシュとかイスカンダルは見方を変えれば暴虐者や侵略者ですし、メディアとかも被害者ですしね」 「では話を戻すが、正直この組み合わせになるくらいなら秩序・悪や中立・悪の方がまだいい。 ちなみにこの属性の代表例はジル・ド・レェだ。これでこの属性がどのくらいマスターにとって性質の悪いものか判っただろうか? 「げっ!その人って先生が補習で言ってた第四次の聖杯戦争の虐殺者じゃないですか……」 「おまけに呂布には裏切りの逸話があるくらいだ。下手をすれば令呪を使ってでも裏切りの対策をする必要がある」 「え?でも先生?令呪さえあればサーヴァントはマスターを裏切れないんじゃないですか?」 「まさか。その気になれば連中は簡単にマスターを裏切れるさ。 ただサーヴァントにも目的がある以上、マスターを失う事は現界するにも戦っていくにも効率が悪いから普通はやらないだけだ。 サーヴァントを失ったマスターがまた新しくサーヴァントを得るのが難しいように、新たなマスターを得るのもそう簡単ではないからな」 「でもそれならやっぱりサーヴァントは裏切りはやらないじゃないですか先生」 「普通は、と言っただろう?要するに呂布は例外と言う事だ。スキルを見れば判る」 「えと呂布の保有スキルは対魔力、騎乗、一気呵成、仕切り直し、単独行動ですね。クラススキルが異常に目立ちますね」 「とりわけこの高い単独行動スキルがある時点でマスターは呂布の裏切りは当然と考えなくてはいけない。でないと───本当に死ぬぞ?」 「…………」 「さて。判っている者もいると思うがこの呂布は宝具の能力的にも保有しているスキル的にも持久戦や乱戦に強い。 『方天画戟』は能力、ランク共にそう強力な物では無いが全ての敵サーヴァントを同時に相手出来るという利点がある。 後は戦闘が長くなればなるだけ命中率が上がる一気呵成と戦闘の建て直しが出来る仕切り直しを有効活用しない手は無いな」 「ロードエルメロイⅡ。では呂布の戦略はどういうものがよろしいんですか?」 「見ての通り呂布は宝具戦になれば敗北は必至だ。能力上『方天画戟』は宝具戦では全く役に立たないからな、ランクも低いし。 よって敵の宝具を封じながら自身に有利な戦いを進めれば良い訳だ。なら、第三者の戦闘に乱入するのが手っ取り早くてよい。 互いの警戒が必要な乱戦ならば一部の奴を除いて宝具はそう簡単に使用出来なくなるし、呂布は乱戦と相性が良いからな」 「なるほど。下手に宝具が飛んでくる一騎打ちよりもバトルロワイヤルの方が強いってわけですね」 「では呂布のまとめに入るが裏切り対策は絶対に必要だ。惜しいが令呪を使ってでもやるべきだな。後は利器型の対人宝具持ちが多ければ良い活躍が出来そうだ」 「ところで弱点とかはありますか?」 「ああそうだった言うのを忘れていた。伝承の通り欲望の強い人物だ。セミラミスのような毒婦タイプには気を付けておけ。最悪絡め取られてコロっと逝くぞ?」 「そういえば呂布って武力は凄いけど頭の方は結構単純でしたっけ……メデューサの『暗黒神殿』も危なそうだなあ」 「全然サクサクやれなかった呂布に続いて最後セイバー、日本武尊だ」 「ヤマトタケルてニホン最強!って意味らしいですね」 「さてこいつはニホンの英雄なだけあって呂布と同様に知名度によるパワーアップが考えられるな。 ニホンではクサナギの剣やアメノムラクモはゲームや小説に出るくらい有名らしいぞ?私もそれで知ったくらいだ」 「インド最強?のラーマと五分の能力値……名前通りに日本最強の英雄?」 「少なくともニホンの英雄の中では上の方だろうな。ニホンの英雄を呼びたいのならこいつの触媒を探すのが良いぞ。見つかればだが」 「属性は問題無しだな。ただ本人の性格にはムラがあるようだから頭に入れておくといい。後で困らんで済むようにな」 「目ぼしいスキルは……うわっ!?対魔力がBランク。神性がB、合気がA。神殺がBランクと一流揃いですよ!」 「合気は良いスキルだ。自然と一体化するとでもいうのか周囲の状況把握が素早く出来れば戦闘だけでなくアサシンの暗殺にも対応し易い」 「対魔力もBランクもあればほぼ魔術に対して無敵ですしね。大魔術や儀礼呪法等でも傷つけるのが難しいくらいなんですし」 「そうだな。で残るは対神性の神殺スキルだが、日本武尊という英雄の特徴を表わしたスキルだな。いや実に皮肉だな」 「皮肉……ですか?」 「神の子が神を殺すと言うのもそうだが、こいつはその力を父に恐れられて飛ばされたのだろう?なら結果を出せば出すだけどうなったか想像は容易だ。だから皮肉だなとな」 「…………」 「いやつまらない話だった、元に戻すぞ。いよいよ宝具だがこの『草薙剣』は武器としても優れているが随分と多様性を誇っているな」 「刀身の隠匿、気配遮断、魔力効果の打ち消しを可能とするとありますね。魔力効果の打ち消しってなんでしょう?」 「刀身の秘匿は見えない剣の『風王結界』と同じ様なタイプだろうな。で気配遮断は霧の幻覚作用による姿の隠匿ってところかな? 最後の魔力効果の打ち消しは───流石にこれじゃ具体的な内容が判らないな……。多分、強化魔術などの効果破棄なんだろうか? まあ、とにかくこの宝具が接近戦で絶大な効果を発揮するのは間違いない。有効性は騎士王が見せてくれたからな」 「う~んどっちにしても何がどこまで出来るのかは実際見てみないとわかりませんね……あ『天叢雲』もお願いします!」 「『天叢雲』だが、これは使う場所を選ばんと大惨事だな……。後はそうだな、レンジ的にも空中から雪崩込む形で落ちてくるのかな? もしそうならばイメージ的には鉄砲水と津波だな。それから多少は軌道操作が可能と考えられる」 「津波や鉄砲水が8も来んのかぁ、うへえそりゃスゲェわ」 「この宝具は発生の性質上、より高い空中で発動させれば日本武尊と宝具軌道が直線に並ばないという利点が出来る。 つまりもし宝具の打ち合いで競り負けても敵の宝具の軌道によっては損傷無しで済む場合もあるという訳だ」 「あのそれってもしかして無敵なんじゃありませんか?」 「いやだが宝具の打ち合いが出来ないサーヴァントにとってはそうでもないぞ。第三次皆鯖では例えば呂布とかな。 そういう連中にとっては逆に前進して間合いを詰めれば助かる可能性が残っているわけだからからどんなものでも良し悪しはあるものだ」 「では纏めに入るぞ。まずはヤマトタケルと信頼関係を結んでしっかり手綱を握る事だそれで性格の問題はある程度解決出来る。 後は『天叢雲』の使用に注意するくらいだな。こいつもラーマと同じく大英雄の格ゆえ、余程ハイレベルな戦いでない限り勝ち残れる。 よってこいつも注意しなければならないのはキャスターやアサシンのマスター攻撃なんだが、対魔力と合気のスキルで結構守りも堅いんだよな……」 「あれ?意外に問題点が少ない?」 「ん。少々つまらんがその通りだ。普通に超お薦めの英霊……というか薦めないのがおかしいレベルだぞ?ラーマと同様にA+ランクのお薦め度でよろしくしよう」 「さて総纏めだ。第三次皆鯖で有力なサーヴァントは日本武尊、ラーマ、オデュッセウスの三名だ。ラーマも良いが特に日本武尊が知名度的にも良い」 「意外なことにヤマトタケル問題点も少なかったですしね。もっと問題があると思ってたのに……」 「まあ使い易さは高ランクの対人、対軍宝具を持つラーマの方が上だ。日本武尊の宝具は強いが少々癖があるからな」 「この三名が共通して言えるのは如何にマスターが足を引っ張らないかだ。ここまで強力だとまずマスターが狙われるからな」 「こればっかりは対策が無いのが残念ですよね」 「ローゼンクロイツならのマスターの超強化が簡単に出来るんだが……流石に奴ではこの三人には勝てないからな」 「戦力差が圧倒的ですもんね……」 「───だが逆を言えばマスターを強く出来るこいつみたいなタイプこそがこの三名の天敵になり得るから注意が必要だ」 「………絶対これみんな意図しないで作ったんでしょうね……」 「……多分な。私も今さっき気づいた」 「ところでハイ先生!あんなに強いラーマや日本武尊がA+相当のお薦め度ならA++レベルのお薦め度は誰ですか!?」 「それはお前イスカン───いや、なんでもない。ではかなり長くなってしまったがこれで第三時限目の講義を終了する」 「ちぇ残念……。先生、それに参加したマスター候補の皆さんもお疲れ様でした!」 「「「お疲れ様でした。教授もありがとうございました!」」」 「さてと、私はこれでようやく───」 「あ、あの!教授!これからお昼でもどうでしょうか?!」 「ちょ!あー!わたしが先に誘おうって言ったんじゃないっ!」 「こういうのは言った者勝ちなの!」 「抜け駆けなんて許さないわよ!」 「いやいやプロフェッサーカリスマは俺たちと飯食うんだっての!女は引っ込んでろよ」 「そうだっつーの。グレートビッグベン☆ロンドンスターもお前らよりも俺たちの方がいいに決まってるじゃん。ですよね教授?」 「あんたたちこそ引っ込んでなさいよ!大体教授は男性なのよ?あんた達みたいなガキとご飯食べても嬉しくないわ。ねえ教授?」 「いや私はだな……」 「「「どっちがいいんですか?!ロードエルメロイⅡ!」」」 「─────頼むから帰らせてくれ……」 ~FIN~
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【サーヴァント】 特徴のひとつ。『カーニバル・ファンタズム』専用の特徴で、サーヴァントが属する。カスタムパックVol.2 第1弾時点で31種類が存在する。 聖杯の導きによりマスターに召喚された英霊。7つのクラスに分かれ、聖杯戦争で死闘を広げる。 現実世界にとどまるには魔力が必要であり、マスターの魔力によって現界している。 基本的にはクラスの名で呼ばれ、真名で呼ばれることはあまりない。 サーヴァントは次の通り。なお、カーニバル・ファンタズムに登場するのは第四次(ZERO)・第五次聖杯戦争(stay night)とムーンセルの聖杯戦争(EXTRA)におけるサーヴァント達。 クラス マスター セイバー 衛宮 士郎 セイバー(赤) (EXTRAの主人公) アーチャー 遠坂 凛 アーチャー(ギルガメッシュ) 言峰 綺礼 ランサー ライダー 間桐 慎二 キャスター 葛木 宗一郎 アサシン なし バーサーカー イリヤスフィール・フォン・アインツベルン 【サーヴァント】に関係する効果を持つカード サルベージ 《セイバー(P009)》 関連項目 特徴 『カーニバル・ファンタズム』 【マスター】 編集
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マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 「はーい皆鯖マスターのみんなー元気?フラット・エスカルドスでーす! 皆がこの超カッコいい聖杯戦争に勝ち抜くor生き残る為に今日は素敵な講師をお連れしましたー! 俺の師匠で時計塔で抱かれたい男№1。プロフェッサーカリスマ。マスターⅤ。などの数多くの二つ名を持つ名物講師。 その名もロード・エルメロイⅡ教授です。ハイ拍手~パチパチパチ~!」 「………………フラット。これは一体何のつもりだ?」 「ああ駄目ですよ先生!登場はにこやかにって言ったじゃないっすか!そんな不機嫌そうな顔で登場されてもファンは喜ばないですよ! そんなんじゃライダーで掘ってやりたい萌え男。Zeroの正ヒロイン。ラブリーベルベット。燃え萌えウェイバーちゃんの二つ名が泣きますよ?」 「ファック!!勝手に妙なモノを付け足すな!」 「え~、割と事実じゃないですかぁ」 「……もう良い。お前と話してると頭が痛くなる。私は(日本産のゲームで)忙しいんだ。帰らせてもらうぞ」 「え?あ、ああっ!ちょ、ちょっとちょっと!待ってくださいよ教授!」 「ええい離せファック!私は(POKEモン!で)忙しいと言っているだろう!フラットお前の遊びの邪魔はせんから私の平穏の邪魔をするな」 「ここで帰られたら折角この場に教授を呼んだ意味が無くなるじゃないですか!今日は講義をして欲しくて先生を呼んだんですってば!」 「……なに講義だと?」 「はい、今日は教授に講義を頼みたくて来てもらったんですって!」 「それで私に講義をしろ、と?」 「ああっ!いくら弟子達がどんどん成功して輝いていくのが腹立たしいからってそんなあからさまに嫌そうな顔しないでくださいよ!俺だってほら、大成してないんだから教授と一緒ですっ!(ニコニコ)」 「し・ね・♪(ニコッ!)」 「ああっ!すみませんすみません!待ってください!教授ぅぅぅ後生ですからお願いしますよぉ!サーヴァントの講義なんて教授くらい聖杯戦争の知識と経験がないと出来ないんですってばぁぁ!」 「ええい判った、判ったから抱きつくな、足に縋り付くな!そしてその汚い涙と涎に鼻水を拭け!」 「え?本当っすか!?本当に講義してくれるんですね?!やったっ!じゃあちょっと待ってください拭きますすぐ拭きますからズピ~☆」 「……………おい、フラット君。君は私を馬鹿にしているな?」 「うわ!?何故かチリ紙がいつの間にか教授のスーツになってる!?一体俺に何をしたんですかグレートビッグベン☆ロンドンスター!」 「ファ─────ック!!!」 「はぁ───では気は乗らんが講義を始めるぞ。おいそこの馬鹿。聖杯戦争においてサーヴァントに求められるものはなんだか判るか?」 「顔とか筋肉とかとにかくカッコ良さじゃないでしょうか?」 「…………………」 「………………当たり?(期待に満ちた瞳)」 「………その通りだ。サーヴァントに求められているものは戦力。扱い易さ。負担の少なさ。大きく分けてこの三つだ」 「あの、カッコ良さは……?」 「ははは、そんなもので勝ち残れる、ましてや生き残れるなら誰も苦労はしないだろうな!」 「え~でも教授だってカッコ良かったから生き残ったんじゃないんですか? なら教授のサーヴァントだって超カッコ良かったんでしょうっ!?」 「……………………こほん!まあ、そのなんだ。まあアイツもそこそこにはカッコ良かったぞうん。私ほどではないが。うん。カッコ良かった、うん。まあ私程ではないが」 「ほらあ!ならやっぱり重要な要素じゃないですか!?」 「アホ言え!そもそも私のライダーはさっき言った三つをちゃんと兼ね揃えて………」 マスターV、いま蘇る十年前の聖杯戦争の記憶───。 勝手に敵の前で真名を名乗るわ、マスターを引っ張り回すわ、霊体化しないわ、言う事聞かないわ、マスターに舐めた口を叩くわ、 人の金を勝手に使うわ、人様の額をデコピンで割ろうとするわ、マスター様にパシリをさせるわ、etcetc…… 「……………………………と、とにかく!サーヴァントをカッコ良さ重視で選んでも聖杯戦争では勝てないし生き残れないんだっ!」 「じゃあなんで先生は生き残れたんですか?」 「そりゃ単純に私のライダーが強かったからに決まっているだろう。勿論私自身の努力もあるがな。 確かにライダーは扱い易さと負担の少なさは最低最悪の部類だったが一番重要な要素である戦力はちゃんと持ち合わせていたからな」 「ふ~ん。なら戦力が一番重要なら他の二つはどのくらい大事なんですか?」 「それは今から説明する。 まず今話してる戦力だがこれはそのまんまサーヴァントの強さだな。 宝具、ステータス、スキル、通常戦闘能力などなどを全部ひっくるめたものの事だ。 聖杯戦争はサーヴァント同士の激突が基本となる以上、自分のサーヴァントが弱ければまず戦いに勝てない上に生き残れない。 だがまあサーヴァントのクラス次第では弱くてもなんとか戦っていけるんだが…それは一応例外としておく。 ハサンを見れば判るがそう都合良く上手くいくものでもないからな。とりあえず手札は強いに越したことはないと覚えておけ」 「はーい。まあ俺も弱っちいのよりは強いサーヴァントの方がカッコイイと思いますし」 「なら結構。次に扱い易さだ。これも戦力ほどでは無いが結構重要な要素となる。 殆どのマスター(魔術師)にとってサーヴァントととは聖杯戦争に勝つ為の道具であるのは判るな?」 「ふるふる(首を横に振ってる)」 「……………お前みたいな馬鹿マスターは例外だと覚えておけ!」 「とにかく!いくら令呪で抑え付けられるとは言えサーヴァントにもそれぞれ性格や重んじる方針が存在する。 騎士は正々堂々と戦いたがったり、自由人は勝手気ままに行動といった風にな。 だから相性によってはマスターとサーヴァントの食い違いで軋轢を生む場合もあるし、最悪協力関係が壊れる場合もある。 状況によっては令呪を使用して命令を訊かせるか、訊かせないか、なんて事にも関ってくる。 さらに言えば宝具の扱い易さも結構重要だぞ。 アルトリアを見れば判ると思うが本人の性格と宝具威力の問題で使用の際に枷になったりするケースもあるし、あまり周囲に損害を与えるようなものも秘匿が第一の魔術師的にはあまり旨くない」 「確かに関係ない人を巻き込むのは良くないですもんね」 「ともかくだ。円滑な聖杯戦争の為にも自駒の扱い易さはあまり軽視しないことだ……じゃないと私みたいに苦労するハメになるぞ……」 「教授はサーヴァントの扱いで苦労したんですか?」 「………ノーコメントだ」 そして最後の負担の少なさだが、これはまあ他の二つほど重要視しなくてもいい。流石にこればっかりは実際に契約してみないことには判らん。 宝具使用時にかかる魔力負担、現界に必要な魔力供給、戦闘時に持っていかれる魔力量。 サーヴァント本人の魔力量が多かったり、宝具の燃費が良かったりすればラッキー程度に考えておけばいい」 「じゃあなんでこの項目を上げたんですか?」 「バーサーカークラスのような著しくマスターに負担の掛かるサーヴァントもいるからだ。 要するに自身の魔力量と相談してクラスは決めろという事だな。 魔力量が少ないマスターが下手に狂戦士やあまりに強すぎる大英雄なんかを選ぶと危険だ。特に狂戦士は普通に死ねるぞ」 「意外と大変なんですねぇサーヴァントのマスターになるって」 「そうだ、だからお前はイギリスで大人しくしていろ」 「えーーーーーーっ!!?」 「さて、ここまでで何か質問はあるか?」 「はい!じゃあじゃあ超強くて超カッコいいサーヴァントなら最強ですよね!?」 「…………………はぁ。ああそうだな。とりあえず強くて扱いやすいサーヴァントならきっと超カッコイイだろうな……」 「では以上の三点を踏まえて実際に見ていってみる事にするぞ。フラット、解説して欲しいサーヴァントはどれだ?」 「え~とえーと!じゃあとりあえず第五次と第四次のサーヴァントで!」 「……皆鯖第一次からではなく何故それからなんだ?」 「いや俺が聞きたいからです」 「……ふぅ、まあ良いだろう。と言いたい所だが14体分の鯖解説は流石にレス数的にも長くなったので却下だ。 フラット一人の為にスレ消費する訳にはいかん。他の者にも需要があるようだったらその内補習をしてやる」 「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!?……ぐすん」 「鬱陶しいから泣くなファック。予定通り皆鯖の解説はちゃんとしてやる!」 「え?やったー流石は燃え萌えマスターV、話が判る!」 「ファック!い・い・か・ら・黙って聞・け!(両手でアイアンクローしながら)」 「きょきょきょきょ教授教授!潰れる!頭がトマトに、このままじゃトマトに!!」 「では記念すべき第一次皆鯖のセイバーから始めるぞ」 「まずこのベーオウルフだが流石はセイバークラスなだけあって能力値と宝具に恵まれているな。 まあ伊達に怪物や竜退治の英雄なだけはあるといったところか。この分だと宝具を使用しない通常戦闘も普通に強いだろうな。 保有スキルも戦闘系ばかりだし、火避けの加護は有り難い。性格も伝承通りならば、だが特に問題は無かろう」 「ヘラクレスと同じく超筋肉キタァアアアア!やっぱ筋肉キャラは本当は強いんですよ!!そう言えば教授、この人宝具数が凄いですよね」 「だな、ベーオウルフの売りの一つと言ったところだろうな。メインでネイリングとフルンディングを使い分けて、ここぞという時に無双の鉄腕。 ……まあ戦略としてはこんなところか。とりあえずこいつは宝具の使用の有無に関係なく接近戦が滅法強いと考えられる。 あととにかくこのセイバーはバランスが良いと言うか割と隙が少ない、三種の宝具でさり気無く近中遠距離に対応出来る部分も評価出来る。 マスターの負担も大火力宝具持ちでは無いからそう大きいものでは無い筈だ。とは言っても軽くも無いだろうがな。 ただ今言ったが宝具が三つとも対人宝具であるため流石に対軍宝具や対城宝具との打ち合いは少々分が悪い。 よって破壊力に物言わせて宝具戦になる前に接近戦で一気に押し切るのが一番手堅い戦術だな。 まあ強いて欠点を挙げるなら火属性以外の魔術抵抗力がそう高くない点か。だがそれでも十分にお薦め出来る。なにか質問はあるか?」 「…………うわぁすごい……普通にサーヴァント講義になってる」 「フラットォ。君はあれかな?もしかして私に喧嘩を売っているな?」 「いえいえ!感動してたんですよ感動!次生きましょう次!」 「全く。次はランサー、本多忠勝か」 「BINKAN!BINKAN!サムライ!!サムラーイ!!!HARA切りでござる!!」 「フラットうるさいぞ!黙って訊け!!」 「て言うか先生、このランサーって身長と持ってる槍の大きさ全く釣り合ってないんですけど……バグ?つかコレ振り回せるんですか?」 「仕様だから気にするな。それになフラット、この程度の不釣合いな大槍でも楽々扱えてこそランサーのサーヴァントだぞ」 「へえランサーって奥が深いですね」 「まあとにかく能力の方を見てみるぞ。ステータスは……まあ普通だな。神代の英雄や怪物退治したって訳じゃない戦国武将だからまあこんなもんなのかもしれん。 ただ戦力として考えると十分充実している。特にスキルと宝具の相性が凄まじい。 また性格は伝承通りなら忠節の臣だな。マスター的には扱い易そうでいい。宝具も利器型だから負担も極端に大きくはない筈だ。 槍兵は足を武器の一つとするがこいつほど速度を武器にするランサーもいないかも知れんな。 防御力を切り捨た代償に得た回避力で避けて避けて避けてとにかく回避するのがこのランサーのスタイルなのだろう」 「ふはははっはははは!当たらなければどうってことは無い!ってゲームで言ってました!」 「うむ、スッパーロボット対戦の現実系ロボットも回避が主体だな。お陰で装甲が紙だが」 「スッパーロボット?」 「……おほん。まあ最後まで勝ち残れるかまでは判らないがこのランサーは普通に戦っても結構良いところまではいけるだろう。ならあとはマスターの力量次第だ」 「えーとじゃあ次はアーチャー、アン・ズォンで!」 「アン・ズォンか。こいつは少々毛色が違うタイプだ。あと犯人はヤスだ、間違いない。 ステータスやスキル自体はパッとしないが亀と関係している為なのかは知らないが見た感じ攻撃より守りが優れているな。 なにせふざけたことにこいつの宝具は要塞そのものだ、堅固なのは当然と言ったところか」 「きょ教授!もうこのアーチャと組むしかないでしょ!城ですよ城!しかも無敵移動要塞とか有り得ないですって!!カッコ良過ぎる!!」 「だがなフラット。そうは言うがこのアーチャーは二番目の重要素である扱い易さが結構悪いぞ?」 「え、そ、そうですか?」 「ああ。守りは伝承通り鉄壁なのは間違いないだろう。だが宝具攻撃の種別が対軍宝具でおまけに無差別攻撃だ。宝具の使用場所がかなり限定されてしまう。 なにしろ50mも有るからな、どうしても場所を取るしかなり目立つ。魔術師のルールに厳格なマスターや手の内の秘匿を重視したいマスターなどは避けるのが無難だ。 逆に一般人など知るかファック!と言うようなマスターには最適かもな。宝具戦が強い弓兵クラスらしく高ランク宝具の強さに物言わせて戦うのが良いだろう」 「う…他の人を巻き込まない方向で何とかなりませんか?」 「マスターの努力次第で出来ないことはないが、どうやっても行動する際の枷にはなるぞ?あとあんまりにも派手に目立ったり、多数の一般人を巻き込んだりすると監督役に目をつけられる可能性があるからそれにも注意が必要だ」 「マスターの努力次第かあ……う~んでも俺はこのアーチャーが良いんだよなあ。移動要塞ぃ……」 「まあいい。次はライダー、ラメセス二世か、流石はエジプトで最高の人気を誇るファラオと言ったところか。 本人が戦士としても優れているだけあってステータスはなかなかに上等だな。 性格面が未知数なところが吉と出るか凶と出るか……王様って人種は基本的に碌な性格をしてないから余計に気になるところだ」 「確かに王様ってなんか変わった人が多いですよねえ」 「そしてスキル面だが、特にあまり目ぼしいものは無いが低ランクとはいえ陣地作成スキルの存在は大きい」 「先生、これってキャスターのクラススキルですよね?」 「そうだ。キャスターのクラススキルだがラメセス二世の神殿建設の一面が強く出たのだろう。これをどう使うかはマスター次第だな」 「宝具はっと……A+!?アーチャーの城もAランクで凄かったですけど、こっちのA+はもっと凄すぎるじゃないですか!」 「押しの強さがライダーの特徴だからな。おまけにラメセス二世は外国でも有名な英雄だ。だがこのラメセス二世には他とは違う特性がある。それがこっちの補助宝具の存在だ」 「あははっ!自分の銅像が宝具なんて凄い目立ちたがりなファラオですよねー」 「この補助宝具と連動させた『太光煌く王の神判』は日中だとほぼ無敵だな。なまじ私のライダーの神威の車輪もA+だっただけにあんなのが複数回に渡り襲ってくるなど考えたくも無い……」 「へえ、教授がそこまで言うなんてかなり凄いサーヴァントなんですか!?」 「ああ。これは個人的な推察だが、もしかするとこのラメセス二世がエジプト英雄の中では最強のサーヴァントかもしれない」 「エジプトで最強かもしれない!?うわわわ、いいなあ!いいなあ!しかもファラオですよファラオ!」 「だがこいつは陣地作成や補助宝具の存在があるためアサシンやキャスター同様に戦略性が求められるサーヴァントだぞ? まあマスターとして腕試しをするにはもってこいのサーヴァントかもしれんがな」 「マスターとしての腕試しか。俺はそういうのはあんまり興味ないんですけど……」 「くそっ……ライダーも良かったが、出来れば私もこういうのと契約したかったぞ……(ボソっ)」 「え、教授今何か言いました?」 「何も言っていない。とにかくラメセス二世は戦力的には十分に決勝まで残っていられるサーヴァントだ。では次に行くぞ」 「アサシンのスキュラか……」 「あれどうしたんですか教授、そんな顔して?」 「いや、まあなんていうか…悪いことは言わん。スキュラを引き当てたマスターは聖杯は諦めろ」 「ちょまだ戦ってないじゃないですか!」 「いや聖杯戦争にならんのだ。悲しい事だがまずスキュラはアサシンとして機能していない。よほど運が良くないとマスターの暗殺が不可能に近い」 「え、どうして?」 「見れば判るが気配遮断のランクが低いだろう?これじゃマスターを近くで守るサーヴァントに攻撃の際に感付かれる。 マスターの暗殺ってのは最高ランクの気配遮断A+持ちのハサンでも困難な時があるんだぞ。残念だがDランクでは全く足りていない」 「……そういえばアサシンの暗殺ってあんまり上手くいってなかったですね……」 「でも一番の原因は下半身と上半身の命令系統が全く別という点だな。スキュラの意思でさえ無視して怪物下半身が行動してしまう以上はマスターの命令なんて訊く訳が無い。 聖杯戦争で使えばこのスキュラは駒としてではなく怪物として暴れることになる可能性が高い。 そうなったらスキュラのマスターにとっては聖杯戦争どころではないからな。最悪マスターは下半身に殺されるという結末を迎えるなんて事までありえる」 「そ、そんな~……そんなの可哀相じゃないですか!」 「そんなもんは知らん。とにかくスキュラを正しく運営するのなら自陣に篭って聖杯戦争が終わるまで彼女とネンゴロしてるのが一番正しい。 化け物下半身を封印しておけばとりあえず害は無い……と言うか戦闘力も無い」 「えーマジでどうにもならないんですか~?」 「と言うか彼女は聖杯戦争という戦場の相性自体が悪すぎるんだ。 下半身怪物化したスキュラは怪物なだけあって戦闘力自体は決して低くは無いんだが、本領を発揮出来る地形が限定されていたり、敵の多くが怪物を退治する側の英雄ってのは何の嫌がらせだと同情したいくらいだぞ!?」 「そういえば彼女水棲生物でしたね……フユキには一応海と河があるのはせめてもの情けですかね?」 「まあともかく真っ当なマスターには私はお薦めしない。真っ当ではないマスターならチャレンジしてみるのも良いだろう」 「はーい……。ちょっと見てみたかったけど諦めます……」 「で次はローランか。おまけにバーサーカー」 「あ~なんかヘラクレスやランスロットと同じ香りがしますよ教授」 「全く同感だ。魔力量に自信の無いマスターは絶対に選ぶな。大英雄+狂戦士の組み合わせはどこぞの洗剤混ぜるな危険!だ」 「でもその甲斐あって能力値が半端じゃないですよ!なんですかこのハイスペック!鬼性能も良いところじゃないですか!」 「元々が有名なフランスの大英雄なんだからそりゃあな。おまけにローランと言えばシャルルのパラディンの中でも最強だったくらいなんだし」 「えーとじゃあ戦力的には?」 「訊くまでも無いだろう。戦力的には文句無しのエース級だ。仮に大英雄を敵にしても五分で戦える。まあマスターの負担が地獄だが…」 「クラススキルも合わせて戦闘系スキルが多いですね」 「騎士という立場的にもローラン自身の性格的にも、こいつは騎士王と同様一騎打ちの戦闘がメインのサーヴァントだな 「教授ところでローランって狂化させる利点あるんですか?該当はするんだし普通にセイバーで呼んだ方が良いんじゃないんですか?」 「狂化している利点か?そうだな。宝具、スキルは問題なく使用出来るし、魔力負担以外のデメリットは特に無い。 利点としてはまず戦力強化は当然なんだが、あとはローランの行動をマスターがちゃんと掌握出来るって点があるぞ? 伝承通りの性格だとローラン伯はかなりの破天荒……と言うかアホだ。破天荒なライダーと契約したことのあるマスターとして言えることは、サーヴァントがマスターに断り無く勝手に行動してくれるとマスターは色々ときついぞということだな」 「ああなるほど。サーヴァントに振り回されなくなるって利点があるわけですね!流っ石振り回されるのが似合う男№1!」 「お前一発くらい殴っても良いか?」 「宝具!宝具行きましょう宝具!」 「…………チッ。だがデュランダルの方は特に言う事はないな。一騎打ち用に相応しい利器型能力の聖剣だ」 「そう言えば俺ずっと思ってたんですけど魔剣も良いですけど聖剣って良いですよねえ。響きがカッコイイなあ……ああ聖剣…」 「剣でウットリとした顔をするな気持ち悪い!マスターにとって重要度が高いのは聖剣よりももう一つの方だ」 「………ハッ!!呆っとしてた。えと、こっちの角笛ですか?」 「ああ、そっちは使い方次第では戦局に大きく影響する。何しろ他マスターとサーヴァントの強制転送だからな。時に援軍や他マスターを嵌める罠としても利用出来る。 一番難しいのが一番目の条件だからこれをクリアするのがマスターの腕の見せ所だな。まあそれまでにマスターの魔力が残ってるかの方が心配だが……」 「えと、じゃあバーサーカーローランはサーヴァントとしてどうなんですか?」 「マスター次第で勝てるか負けるかが変わる。飛びぬけて優秀な魔術師以外は辞めておくことだな。普通のマスターは色々と苦労はするだろうがセイバークラスで呼んだ方が良い」 「う~む、でもまあ折角ならサーヴァントだし喋れる方が良いですよね」 「では最後キャスター、鉄扇公主だな」 「先生!芭蕉扇で涼むってロマンじゃないですか?」 「そんな真似したら暑さ以外に家が吹き飛ぶだろうが!」 「まったくこのアホは……さて、このキャスターだが見ての通り補助系のキャスターだな」 「それってあんまり強くないってことですか?」 「いや、鉄扇公主は妖術師と戦士の側面もあるキャスターだからな。接近戦でもそれなりにちゃんと戦える筈だ。 ただ宝具も戦闘を補助する部類のため必殺性に欠ける部分があるのが少し残念か」 「ここまで能力が偏ってると完全に火属性サーヴァントの天敵ですねこのキャスター。特にラメセス二世の」 「ああ、だから敵のサーヴァント次第では有利になったり不利になったりするだろうな」 「扱い易さや負担とかは?」 「魔力負担はそう悪くはなさそうだ、と言うかむしろ良いかもしれん。ただ扱い易さは不明としか言えないな。まあ伝承が伝承だから彼女のマスターは用心するに越したことは無い」 「え~とじゃあハズレサーヴァントって事ですか?」 「いやまさか。そこまで判子押して薦められるサーヴァントでもないが決してハズレという事は無い。組み合わせ次第ではちゃんと戦ってはいける。後はキャスターらしく権謀術数がどこまで出来るか、か」 「ふ=むなるほど。じゃあ先生、総評なんですけど俺としては第一次皆鯖の中ではどれを選べばいいんでしょうか?」 「うむ……そうだな。ベーオウルフ、本多忠勝、ラメセス二世、辺りが戦果を出せそうだ。普通のマスターにはラメセス二世がお薦めできる。だがお前にはベーオウルフだろうな」 「なんでベーオウルフなんですか?」 「筋肉で怪物退治、裏切られる心配も殆ど無く、戦力としても強い。なにより温厚な性格のようだからマスターがアホでも許してくれる」 「なるほど~!よっ!流石は最強講師マスターベルベット!!」 「七クラス全部済んだな。さあ、これで講義は終わりだ。じゃあなフラット。私は(POKEモン!する為に)帰らせてもらうぞ!」 「ありがとう~ありがとう!絶対領域マジシャン先生ー!アーチボルト家幼女の奴隷ティーチャー!」 「ファーーーーークッ!!!」 ~FIN~
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マスターV教授(+フラット君)のサーヴァント講座 五時限目 「このSSスレもついに二スレ目ですか。良い事ですよね!ね女生徒Aさん!」 「わたし思うんだけどね。あのSSスレをあんなに早く使い潰した原因ってほぼ貴方よね?正直KB使い過ぎなのよ」 「お、俺のせいですか!?」 「今のうちに皆様に謝っておきなさいよ」 「えー?むしろ謝るのは先生の方じゃ……」 「なにあんた教授に恥をかかせる気!?非公式エルメロイファンクラブ通称エルメロイⅡに抱かれ隊を召集しろって言いたいの?」 「ハイ申し訳ありませんでした教授の人柱としてお詫び申し上げます。あーところでそのファンクラブの人数って何人位ですか?」 「軽く計算しても100人単位」 「……………先生枯れてしまう……逃げて先生ー!」 (がちゃがちゃ、がちゃ) 「ん?あ噂をすれば先生が来た。はーい今ドアの鍵開けますからちょっと待ってて───」 (がちゃがちゃ!ガチャ!!ガンガンガン!!バコーーーン!!) 「ぐはっ!?ドアが破壊されたっ!」 「あ~ららフラットったら見事にドアの下敷きになってるし」 「では授業を始めます。生徒の皆さんは着席してください」 「ちょ!?誰ですか貴女!?ていうかその前に踏み倒したドアから退いてくれないですかね!?貴女にドアと一緒に踏まれてるんですがっ!」 「あ、これは失礼。手をどうぞ。本日限りの臨時講師を務めますバゼット・フラガ・マクレミッツです宜しくお願いします」 「あの……先生は?」 「彼は日本の冬木に居ます。里帰りの真似事して老夫妻を喜ばせるんだとか。その後は魔術協会秋葉原支部で自分探しの研究をするとかなんとか。そんな支部ありましたっけ?」 「……バイト代いくら貰ったんですか?」 「流石はロードエルメロイ二世と言ったところですね羽振りが良かった。これで今お世話になっている家主に家賃を───おほん!授業を始めます!」 「これじゃマスターV教授のタイトルに偽り有りに……」 「今日の私はバゼットではなくヴァゼット先生なので多分頭文字はVです。何も問題有りません」 「多分て……じゃあマスターの部分は?」 「聖杯戦争における最強のマスターですがなにか問題が?」 「判りました納得します!納得するんでそのヤバい球体を仕舞ってくださいごめんなさい」 「宜しい。では改めまして皆鯖第五次の講義を始めます」 「まず皆鯖五次のサーヴァントの特徴ですが被害規模が大きい、無闇に目立つと言う魔術師からしてみれば致命的な欠点が多いです。特に一部が最悪のレベルです」 「はいヴァゼット先生!それが何か問題があるんですか?」 「これらサーヴァントをぶつけ合った場合に想定出来る事項として、その土地のセカンドオーナと監督役を同時に敵に回す危険性が増えます」 「ああなるほど。不要な敵は出来るだけ作らないに越した事は無いって事ですか」 「そういう事です。英雄としての知名度や格はチンギス・ハンとガウェインに分があるでしょうね。では個別の解説に入ります」 「始めは問題サーヴァントその1バーサーカー清姫から行きます。まず結構執念深い、つまりしぶといタイプだと伝承から予想出来ます。 一番の問題になるのはこの体の大きさですね。清姫のマスターは確実に破壊される戦場と彼女の巨体に踏み潰されない為の配慮が必要です」 「踏み潰されるってそんな間抜けな事になりますか?」 「あの巨体で狂戦士クラスの時点で十分に有り得ます。恐らく殆どのマスターは清姫をまともに操作出来ないでしょうから。 おまけに大蛇に相応しく筋力と敏捷が高い。敵味方問わず下手に清姫の足元に居たらかなり危険ですね」 「残念ながら清姫はウ○トラマンとは違うって事ですか……」 「戦闘技術は十中八九皆無の筈です。身体性能に物を言わせて暴れるだけですが、火炎攻撃と持ち前の巨体でかなり広いレンジを持っているでしょうから注意してください」 「最後に宝具『消えぬ情念』ですがストーカーの名に相応しいストーカーフレイムです。追尾するだけでなく纏わり付くとは……。 被弾時の威力は致命的では無いようですが、これを喰らうと聖杯戦争で圧倒的に不利な状態に陥りますね」 「はーいマスターヴァゼット、そこまで言う程厄介な物には見えないんですけど?」 「いいですか?この炎は清姫との位置によってダメージを受け続ける事になり、おまけにこちらの位置の情報が明るみになります。 しかし清姫は狂戦士ですからこの宝具を戦略的に使うのは結構難しいです。となると大体のパターンとして敵に真っ直ぐ向かって来る事が予想できます。 ダメージ+清姫による襲撃。場合によっては別のサーヴァントと戦っている最中に横から清姫…といったケースも有り得る訳です。そういう理由から十分厄介な宝具と言えます」 「篭城策は……相手が大き過ぎるから止めといた方が無難ですね。立て篭もって死んだ山伏さんと同じ運命になりかねない」 「では清姫の解説はこれで終了し次へ行きます」 「おおっ!ちゃんと講義になっている上に今回はサクサク進む!凄いですよ!マスターヴァゼット!」 「お、おほん!戦闘に関してだけは得意分野ですので///」 「次も問題サーヴァントその2のランサーロムロスをやります」 「あ~この人の問題点なら俺でも判りますよ……」 「ええ。想像通りでしょうがまずロムロスの宝具『討ち立てる繁栄の大樹』は使用する場所が酷く限定されます。 森林地帯や山中で使うのが一番無難でしょうね。間違っても街周辺では使わない事ですトオサカと監督役が確実にキレます。 最悪、聖杯戦争の進行妨害者として粛清に乗り出しかねませんね」 「……そこまでして来るもんなんですか?」 「魔術は秘匿すべしと聖杯戦争は暗闘を前提に戦うと言う二つの原則を破っています。 少なくとも土地を管理するセカンドオーナーは絶対に黙っていませんよ。放っておくと管理者が協会に粛清されますから」 「大変なんですねセカンドオーナーって」 「しかし宝具の性能自体はロムロスの戦闘をより有利にするものなので、上手く相手を宝具使用可能な戦場に誘き寄せるなりして積極的に使って行きたいです」 「宝具を使わないで勝つってのは無理ですか?」 「ロムロスの能力値は対魔力を含めて全てセカンドランクを超えているので相手によっては不可能ではないでしょうね。 また相手との相性次第では雨乞いスキルが効力を存分に発揮したり、言語理解スキルを上手く使って諜報活動をしたりといった事もあるでしょう」 「あの核心部分なんですけどロムロスの評価はどうなんでしょうかねヴァゼットセンセ?」 「宝具の運用方法さえ間違わなければそんなに拙いサーヴァントではありません。清姫よりは全然扱い易いものですよ」 「ちなみにヴァゼットセンセー的には?」 「彼との相性は結構良いですね。ロムロスの宝具の使用中は私の魔力を自分の為に総動員出来るのでその間に敵マスターを潰せます」 「「おお凄い自信だぞこの人!!」」 「次はキャスターのアンティオの聖マルガリータをいきます」 「この人って女の人なのに大きいですねえ」 「………そうですね…(私よりも大きいとは……聖マルガリータナイスですb)…彼女はこれだけでお勧めしても良いかもしれません」 「へ?」 「いえ何でもありません。聖マルガリータの特徴としてはキャスターの割には聖霊の加護と耐久値で妙にタフです。あと伝承の属性として悪魔系とは相性が良い」 「どんな魔術使うか判りますか?」 「彼女の背景から考えればカテゴリ的には魔術ではなく代行者が扱うような秘蹟か聖人が扱う奇跡の類でしょう。残念ながら内容は不明としか。 ただ宝具の性能や保有スキルを見ると特定条件下で威力を発揮する限定タイプのサーヴァントっぽいですね」 「でその宝具『産まれ出ずるべき光』ですが『鮮血神殿』や『暗黒神殿』の様な宝具や荒耶マンションの様な胎内封入系の宝具には絶大な威力を発揮します。 特に荒耶マンション系の結界の破壊=本体にダメージが成立する宝具に対しては無敵と言ってもいいかもしれません」 「なんて言ったって悪魔だかドラゴンだかの腹を掻っ捌いた十字架ですもんね」 「あまり強力なサーヴァントでは無いですが、私は好きです。というか私が聖マルガリータと組んだ場合は私が勝たせます」 「あの……マスターヴァゼット?それってサーヴァントを召還する意味が本末転倒になるんじゃ……?」 「次はアーチャーエウロペに入ります」 「……なんか貧弱な感じのステータスですねこれ……そして ま た お ま え か エロ神様」 「伝承からして明らかに非戦闘系の人物ですから。まあ見ての通り完全に宝具ありきのサーヴァントで間違いないでしょう」 「宝具使えないような状況になったら即死でしょうねこの人」 「エウロペの運用時の注意点はそこです。彼女を攻略するなら宝具を使えない状況に追い込めば後は簡単に倒せます。 エウロペのマスターはそういう状態にならないように敵の情報などを出来るだけ多く手に入れた方が良いでしょう。 エンキドゥの様なタイプは特に天敵です。もし何の準備も無く出会ったらその時点で負けと言ってもいい」 「ちょっとエウロペさん駄目駄目じゃないですか!」 「ただし英雄本体が貧弱な分宝具がより強力なものを持っています。 『青銅の守護巨神』は飛び道具持ち18mの巨大ゴーレム。『天星猟犬』は非常に汎用性の高い猟犬。 特に『天星猟犬』はエウロペと相性の悪いアサシンに攻撃に対しての生命線になります」 「あれ?エウロペってアサシンと相性悪いんですか?」 「まず良くは無いでしょうね。英雄達から見れば彼女自身は戦闘に関するスキルは何も持ってないと言っても良いようなレベルですから。 彼女単体の力では高い気配遮断スキルを持つアサシンの奇襲は防げない可能性が高い。そこでこの猟犬の感知力が役に立つと言う訳です」 「つまり撃たれる前に発見して撃ち落す理論ですね!?」 「はい。あと『青銅の守護巨神』の特徴から言っても進攻するのは滅法強いですが座して防衛するのは得意とは言い難い」 「ウルトラマン並に大きすぎますもんね……陣地に引き篭って~とかいってる場合じゃないですね。 仮にウルトラマンタロスを周囲に潜ませておいてもアサシンの攻撃に気付かなければ全く意味が無いですし」 「よってかなり癖のあるアーチャーと言えます。極端に強かったり弱かったりするので上手く戦況を呼んで流れに乗る事が勝敗の分かれ目に繋がるでしょう」 「次はせっかくなのでアサシン、シモ・ヘイヘをやります」 「軍人!軍人!赤軍を蹴散らせー。っていうかこの人死亡時期が聖杯戦争期間ギリギリですね。死んで即召還、アレ俺はなぜ此処にいる?みたいな事になりそう」 「シモ・ヘイヘは先ほど解説したエウロペと天敵関係になるアサシンですね」 「このヘイへさんステータスは最低ランクですけど宝具の能力がかなりえげつないなぁ」 「まずスキルに一切無駄が無い。全保有スキルが彼の宝具『白い死神』の力を補助するのに役に立っています」 「これ正直な話防げるんですか?なんか一見無敵っぽいんですけど」 「危険に対する勘が優れている者や特に防御力に優れている者辺りでないとかなり厳しいと思われます。 仮にサーヴァントが乗り切れてもマスターは無事では済まないでしょう。 戦闘能力だけで言えば全然大した事はありませんが暗殺者としては非常に強力なサーヴァントです」 「ふ~むむむ。ところでエウロペとは天敵同士って話でしたけどあれってどういう意味ですか?」 「防衛力の低いエウロペをヘイへが遠距離から撃つってのは当然の話ですが、 逆にエウロペの『天星猟犬』の気配探知の判定にヘイへが引っかかる可能性もあるからですよ。 ヘイへの欠点としては戦闘力が低いので影から引きずり出してしまえば脅威度は格段に落ちますので」 「ほ~ぅ。あ!もしかして絡め手の得意なキャスタークラスも相性良くなかったりしません?」 「ええ正解です。キャスターとヘイへがと言うよりはキャスターとヘイへのマスターがですけど」 「ヘイへと別行動中にマスターへ攻撃や、仮にヘイへさんがそばに居てもキャスターの魔術攻撃からは守り通し難い、って事かあ」 「マスターの性能が高くないとヘイへを上手に使い切るのは難しいでしょう。正直主従が一緒に行動する利点が余り無いアサシンなので。 ただ第四次聖杯戦争を生き残った衛宮切嗣や聖堂教会の代行者、言峰綺礼のような単独で行動しても全く問題ないマスターとは抜群に相性がいいです」 「最後にヘイへの運用に当たっての注意事項ですが護りに回った時点で負けです。常に攻めて攻めての攻勢で行かないと負けます。では次」 「皆鯖五次の本命の一人、ライダーチンギス・ハンです」 「この人が本命なんですか?てっきりセイバーが本命だと思ってましたよ俺」 「セイバーの方も本命ですが、日本での知名度で言えばチンギス・ハンの方が上かもしれませんね。ガウェインとは違い必ずどこかで耳に歴史人物ですから」 「ステータスはその辺の騎兵クラスよりは上。伝承から考えると敵に厳しく味方に優しいダークヒーロータイプと言ったところでしょうか?」 「なんか属性や方針的にも某征服王と対極っぽそうですねぇ。今此処に先生が居たら何て言ったんだろ?」 「主武装とスキルから考えても騎乗物から下ろして戦わせるよりも騎乗した状態で戦わせた方が断然強い。特に早駆けの乗法スキルが味噌です」 「このスキルの元ってモンゴル帝国がやってた一人に馬数頭を与えて一頭が疲れてきたら別の馬にチェンジってやつでしょう?」 「恐らく。あとさらにカリスマと軍略を持っているので、割と『王の葬列』で宝具戦を即選択するライダーマスターも少なくないかもしれませんね」 「あのーそんな簡単に宝具って使って良いもんなんですかマスターヴァゼット?」 「『王の葬列』の使用は別に問題は無いでしょう。まだ『四駿四狗』と『屍喰らいし天』が残っていますから。 私の見立てでは並大抵の敵ならば『四駿四狗』で戦闘終了になるしょう。それ程に彼のスキルは先のヘイへと同様に宝具と相性が良い」 「幻想種クラスの獣が最大八頭も居ますもんね。幻想種は一匹でもとんでもなく面倒な敵って先生も言ってましたし」 「この対軍宝具の特徴は、宝具を使って段階的にパワーアップさせるという他の宝具には無い特徴があります。 例えば『王の葬列』で500体の兵を召還したらその500体の兵を使って『四駿四狗』を練り上げ、さらにその八頭を使って『蒼の狼』を呼び出します」 「……ぶっちゃけこれってかなり手間なんじゃ?」 「確かに欠点も有る宝具ですけど利点もちゃんと存在しますよ」 「本当に?」 「これだとより戦略的な宝具運用が出来ますから。指揮官であるチンギス・ハンからしてみればベストの宝具と考えられます。 一例ですが1000体兵を召還しその全てを使って『四駿四狗』を全頭作る必要はありません。 500体だけ使って何頭かの『四駿四狗』を作ると言った状況に応じた戦力調節をしてもいいわけです。特に八頭全部の同時運用は魔力負担が非常に大きいですから」 「おおーっ!凄いですよ!ヴァゼットセンセー!!」 「しかしこの宝具にも欠点はあります。『屍喰らいし天』の使用には『四駿四狗』が八頭全てが必要になりますから一頭でも潰されていれば使用出来ません。 ただその分『屍喰らいし天』が発動した時の報酬は大きい。神獣クラスの幻想種が相手では対城宝具かランクの高い対軍や対人宝具でも無いとまず倒せないでしょうね。それから───」 「この宝具を使用する際には場所に十分注意して(四駿四狗の)用量(死屍蒼狼の)用法を守って正しくお使いください。俺との約束だっ!ですよね!?」 「補足感謝します。ですのでこのポイントがチンギス・ハン攻略の分かれ目になるでしょう。如何にして最終宝具にクラスアップする前に『王の葬列』や『四駿四狗』を削れるか。では最後行きます」 「皆鯖五次の本命その二、セイバーガウェインです」 「俺この人知ってますよ。円卓の騎士の一人で有名な騎士ですね?」 「知名度、能力値、伝承から考えても強力な英霊から選抜されるセイバークラスの中でもかなり強力な部類のセイバーです。おまけに非常に扱いやすい」 「うわぁぁあ!つかマジすげえ強いんですけど!!超カッコいいぃぃぃい!」 「強い硬い速いの三拍子加え、魔術や精神攻撃にも強く、非常にタフネス。 彼と真っ向から勝負した場合止められそうなのが皆鯖五次だとチンギス・ハン位しか居ないですね……彼が相手だと私では太刀打ち出来ない……」 「当たり前じゃないですか!この大英雄に勝つ気ですか!?何考えてるんですかヴァゼットセンセー!!?」 「シャラップ!授業中は私語を慎みなさい!────フラガラック───ッ!!」 「──────アーッ!!!!?」 「こほん……少々授業妨害がありましたが授業を再開しましょう。何か質問はありますか?」 「………。(おいおいおい!フラットが星になっちゃったぞ……マジ怖えぇぇぇえ!)」 「…………。(強いて質問するならさっきの凄いビームみたいなのは何だったか訊きたい。でも訊かない、だって死んじゃうもの…)」 「無いようですね。さて宝具の『不滅なる誠の緑衣』ですが一度限りでは有りますがどんな武器の攻撃からも守ってくれる防御宝具となります。 ただランクがCランクなので大きくランクが離れている宝具によるは保障は出来ませんがCランク以下の宝具ならほぼ無敵でしょうね。 魔術に関しては判定外ですがまあ対魔力が強力なので問題ありません。ガウェインの性能が非常に高いので使い方次第ではこの宝具だけでも敵を討ち取れます」 「では彼の切り札である『燦然たる陽光』に入りますが、持ち主の力を聖剣を通して放つエクスカリバーとは逆に、聖剣の力を持ち主に流すタイプの宝具のようですね」 「このガウェインも聖マルガリータと同じくある種の限定タイプのサーヴァントです。 日中は街中での戦闘は原則に引っ掛かるため無理ですが、人の居ない郊外などでならば十分に活用出来るでしょう」 「マスターたちの工夫次第で問題無く使える分まだマシってことか。確かに砂漠のど真ん中で海限定使用の宝具とかよりは全然何とかなる」 「そう言えばラメセス二世も日中に無敵とも言える性能を持っていますが、この二人が戦うと凄いことになりそうですね。 普通じゃまず考えられない回数の真名解放による宝具大合戦になるでしょうからある意味凄く見たい様な見たくない様な戦いですフフ」 「な……なんで、ヴァゼットセンセーがラメセス、二世を知ってるん、ですか?」 「い生きていたのかフラット!しっかりしろ明らかに致命傷だが傷跡は小さいぞぉぉ!」 「それはですねフラット君。私はこの講義に備えて今までの講義の予習してきたからです」 「そ、それは偉い…俺らのベルベット先生にも見習って、ほしいところです、ぐふっ」「さらばフラットォォ!」 「さて肝心なガウェインの攻略法ですがナチュラルに強いのでハッキリ言ってこれと言ったものがありません。 精々早期にガウェインの真名を看破して間違っても日中に彼と戦うなという程度しか助言出来ませんね。残念ですが実力で勝つかマスターを潰しましょう」 「では授業をコンパクトに纏めてみた皆鯖五次の総評に移ります。 皆鯖五次で純粋に強いのはセイバーのガウェインですが基本深夜に戦闘と言う聖杯戦争の特性上チンギス・ハンの方が若干有利かもしれないですね」 「ところでそのチンギス・ハンの蒼き狼は大きい過ぎるんですけど大丈夫なんですか?」 「神狼は使用タイミングを自分で選択出来る分まだ避けられるリスクです。常に大きい清姫に比べた可愛いものですよ」 「順当に戦況が進めば決勝まで残ってるのはガウェインとチンギス・ハンで決まりでしょう。 残念ですがこの二人は英雄としての格が他とは違いますから。時点に神性の高いロムロスと言った感じですか」 「はい質問です。番狂わせは無しですかミス・バゼット?」 「番狂わせが起こるとしたら、アサシンとして非常に強力なヘイへの狙撃と清姫の『消えぬ情念』に注意することですね。 特にヘイへの奇襲は油断しているとマスターが意図もアッサリと死にます。遠距離から攻撃して来ますからマスターでは撃たれるまで気付きようがない」 「ハイ!ヴァゼット臨時教諭~。全く名前の出ないノッポで可愛くないキャスターは駄目駄目なんですか?」 「長身女性蔑視発言禁止フラガラック!!」 「プァアァアアアアァアーッ!???」 「問題ありません。聖マルガリータは私が勝たせます。では以上で皆鯖第五次の講義を終了します。起立、礼! では生徒の皆さんお元気で。(スタスタスタ、ガチャ…あれドアが開かない?ガチャガチャガチャ!…………ドゴーーン!)よし、では皆さん失礼」 「ああ、マスターV早く帰ってこないかなぁ……」 ~FIN~
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サムネイル画像 タイトル 彼らはキラークイーンで最後まで殺し合うようです 作者名 ◆fJrHveEGcs 原作 シークレットゲーム -KILLER QUEEN- ジャンル デスゲーム系 主人公 マルチ主人公 期間 2015/06/12~2017/10/30 掲示板 やる夫長い理想郷板 タグ 書き溜め、完結作品 まとめサイト 様 嗚呼! やる夫道 様 やる夫が人生でいいじゃない 様 やる夫まとめ劇場(仮) 様 やるやらできやら 様 作品wiki やる夫 Wiki スレッド一覧 スレッド名 タグ 備考 開始日時 最終レス 彼らはキラークイーンで最後まで殺し合うようです 書き溜め 「彼らはキラークイーンで最後まで殺し合うようです」シリーズ:スタート 2015/06/12 2016/01/07 彼らはキラークイーンで最後まで殺し合うようです 2スレ目 書き溜め 2016/01/07 2016/09/27 彼らはキラークイーンで最後まで殺し合うようです 3スレ目 書き溜め 「彼らはキラークイーンで最後まで殺し合うようです」シリーズ:完結 2016/09/27 2017/10/31 同作者の作品一覧 やる夫が木曜日になるようです やる夫たちが黒い玉の部屋に行くようです 糸色ゼミには奇妙な学生たちが集うようです やる夫たちがカタストロフィを生き延びるようです 彼らはキラークイーンで最後まで殺し合うようです やる夫と町の怪奇譚 やる夫たちは人狼ゲームを楽しむようです
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朝・寝室 「リン、リン起きてください」 「むにゃ~後五分」 「今起きなきゃアレ……ですよ」 「起きるわ!今すぐ起きる!」 朝・食堂 「まったく、マスターを脅すなんてとんでもないサーヴァントね」 「折角作った朝食を暖かいうちに召し上がって欲しかったですから」 「それにしたってもう少し方法ってものがあるでしょ!?」 「主君に対してきちんと意見を言うのも騎士の務めですよ」 午前・玄関 「リンは学校に行きましたか。さて午前中の間に家事を全てやってしまわないと」 「ギャラハッド、タノマレテイタモノノジュンビ、オワリマシタ」 「ありがとうアリマタヤ・ナイト。今日は大掃除だ。君の力も貸してくれ」 「オオセノママニ」 午後・公園 「どうしたんですか?こんなところで泣いていて」 「あのね、ウチの猫のタマがいなくなっちゃたの」 「それは大変ですね。私も一緒に探しますから泣かないでください」 「ありがとう、おにいちゃん」 「気にしないでください。騎士は常に弱い者の味方ですから」 夕方・スーパー 「え~と今日の夕食は何にしましょうかねえ」 「今から特売セールを始めまーす」 「むっ!?急がねば!」 夜・食堂 「どうですかね、今日の料理の味は?」 「相変わらずあの材料でよくこんな豪華な料理が作れるわねえ」 「その様子ではどうやら気に入っていただけたようでなによりです」 「さすが完璧の騎士。料理まで完璧なんてどんだけチートなのよ」 深夜・寝室 「リン、寝る前に一言。明日の準備は万全ですか?」 「あれだけ言われて忘れ物があるわけないでしょ」 「そうは言いますが、リンはどこか抜けているところがありますからね」 「いっつも一言うっさいわね…………おやすみギャラハッド」 「おやすみなさい。マイマスター」
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キャラ名 登場話 色条優希 長沢勇治 002 高山浩太 000
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■ 第一章『サーヴァント・スミス』 ├ サーヴァント・スミス-1 ├ サーヴァント・スミス-2 ├ サーヴァント・スミス-3 ├ サーヴァント・スミス-4 ├ サーヴァント・スミス-5 ├ サーヴァント・スミス-6 ├ サーヴァント・スミス-7 ├ サーヴァント・スミス-8 ├ サーヴァント・スミス-9 └ サーヴァント・スミス-10 ■ 第二章『吹き抜ける黄金の風』 ├ サーヴァント・スミス-11 ├ サーヴァント・スミス-12 ├ サーヴァント・スミス-13 ├ サーヴァント・スミス-14 ├ サーヴァント・スミス-15 ├ サーヴァント・スミス-16 └ サーヴァント・スミス-17 ■ 第三章『イタリアまでは何メイル?』 ├ サーヴァント・スミス-18 ├ サーヴァント・スミス-19 ├ サーヴァント・スミス-20 ├ サーヴァント・スミス-21 └ サーヴァント・スミス-22 ■ 終章 ├ サーヴァント・スミス-23 └ サーヴァント・スミス-24
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初登場時、吉良の背後から黒い陰に包まれて現れるコマの禍々しさがヤバい…あの1コマだけで重ちーの死を確信した。 -- 名無しさん (2013-09-03 03 10 56) クレDとほぼ互角って書いてあるけど、クレDとの戦いでは攻撃を捌ききれずに押されてた -- 名無しさん (2013-10-22 12 32 47) ↑スペックは高くても吉良は自分が優位な位置から相手を一方的に嬲り者にして殺すだけでスタンド同士のタイマンを張った経験がほとんどなかった。そこが勝負の明暗を分けた。 -- 名無しさん (2013-10-22 13 09 18) そして、臆病で神経質な性格も災いした。だかra -- とおりすがり (2013-10-22 16 40 58) 打ち間違えた。だから負けた、こう言いたかった。 -- とおりすがり (2013-10-22 16 42 46) バイツァダストを使うと人がいる限り時間を遡れるのか、とはちょっと疑問 -- 名無しさん (2013-10-22 16 49 19) ↑舞城の小説ではとんでもない使い方を…w -- 名無しさん (2013-10-22 19 01 44) ダストはともかく、普通の敵キャラが使ってもおかしくない能力なのがラスボス=チート、じゃなくて良い。と思いきや前2つでもやっぱボス級なんだよね -- 名無しさん (2013-11-22 19 18 01) 爆弾っていうのは言葉のあやで、邪魔者をこの世界から一切の痕跡を残すことなく抹消する能力だからな。 -- 名無しさん (2013-11-22 19 43 01) もしも吉影が「平穏を好む」人間じゃなくてテロリストみたいな思考を持った人間だったら犠牲者数二桁どころじゃないだろうか?他人の荷物にかるーくPONと触って離れてK・Kに押させればいとも容易く爆破テロも起こせるんだよな...... -- 名無しさん (2013-12-09 18 01 30) ↑それ、7部のオエコモバね。 -- 名無しさん (2013-12-09 18 38 36) 科学とかカンケー無いのに、爆破に空気が必要とか妙なところでリアルな制約があるのが吉良の常識に縛られてるクソ真面目な部分が垣間見えて楽しい -- 名無しさん (2013-12-18 19 03 37) シアーハートアタックってやっぱりスタンド無い人にもみえるんだろうか? -- 名無しさん (2014-02-22 11 52 32) ↑たしかに靴屋のおっさんにはみえてたね -- 名無しさん (2014-03-03 23 03 39) ダストは使い方次第では無敵にもなり得るし無駄にもなり得るな。解除のタイミングが全てを分ける難しい能力。それを使いこなす吉良、考えついた荒木先生、さすがです。 -- 名無しさん (2014-04-06 07 50 04) 基本は第一の能力で十分無双できるからなぁ。成長Aってヤバイ -- 名無しさん (2014-04-24 14 53 56) バイツァダストでも成長性Aなのは、絶望の極地にないと発動できない、つまりは任意での発動がほぼ無理だったからなのかな? -- 名無しさん (2014-04-24 17 04 28) ↑自力で発動不能は精密動作性Dで、成長性Aは『上手くいけば自身の敵を全滅できる』からだと思う -- 名無しさん (2014-06-01 16 33 40) キモかわカッコイイというか、どこか惹きつけられる秀逸なデザインだと思う -- 名無しさん (2014-06-10 19 21 44) バイツァ・ダストを『何度でも時間を戻されて反撃されちゃう雑魚能力』とか叩かれてるのを見た時は悲しかった。普通は何度も戻る=爆死シーンを何度も見る、だから爆弾にされた一般人は心が折れて反撃なんて出来ない筈なんだよなあ。つまるところ早人くんすげーわ -- 名無しさん (2014-06-11 06 21 53) ↑強さ議論(笑)なんかに熱くなれるようなマヌケは元からジョジョとは波長が合わないから仕方ない。センスがダサいってことだからな。 -- 名無しさん (2014-06-11 07 45 55) 本当にクレイジー・ダイヤモンドとは全く逆の能力のスタンドなんだよね -- 名無しさん (2014-06-11 08 04 12) 形兆兄貴が仗助よりも先に吉良と出会っていたらどうなっていたんだろうか -- 名無しさん (2014-06-11 10 06 22) ↑親父を死なせる様に言うだろうな。跡形も無くなるだろうし。 -- 名無しさん (2014-06-11 10 19 00) シアハはイエテンと並ぶ承太郎の数少ない天敵 -- 名無しさん (2014-06-17 13 22 52) ボクサーチャンピオンみたいな外見なのは、吉良の本当は注目されたいって欲求の表れなのかしらん -- 名無しさん (2014-08-09 00 08 36) あれはボクサーチャンピオンというよりもボンデージファッションて奴だろ。SMっぽくてセクシーなボディスーツ。 -- 名無しさん (2014-10-16 22 46 34) 第一の爆弾の有効射程ってどれくらいなんだろう -- (2014-10-17 01 02 53) ↑シアーハートの爆発も、左手が第1の爆弾と化してるようなものの考えると、同じくらい広範囲じゃないかと思う。ただ吉良の視界で2重に限定される。 -- 名無しさん (2014-11-28 13 45 21) 可愛い、カッコいい、不気味で一番好きなスタンドだわ -- 名無しさん (2014-12-06 15 30 04) 吉良がクレイジー・ダイヤモンドに対して気に入らないと言っていたのは自分のキラークイーンと対を為す、最も邪魔なスタンドというだけじゃなく、破壊しかできない自分と比べてのある種のジェラシーの感情もあったんじゃないかとも思う。 -- 名無しさん (2015-01-20 08 02 02) 考えすぎだな -- 名無しさん (2015-02-09 11 12 52) パイツァの話は絶望感がすごかった。 -- 名無しさん (2015-03-29 04 08 46) ↑3 吉良は人格破綻者だから他人の役に立つ能力に対し憧れたりすることはないと思う。 -- 名無しさん (2015-06-25 00 22 38) ↑4ジェラシーじゃなく、まったく逆のスタンドだから自分を全否定されている感じがして、「気に入らない」ってのはある……か? -- 名無しさん (2015-06-25 01 10 34) 吉良「キラークイーンは既に「海水」に触れている…」 カチリ -- 名無しさん (2015-07-14 20 53 15) ↑何それ怖っw -- 名無しさん (2015-11-18 21 40 58) 制約多いけど欲しい能力って意味じゃ1番魅力的かも。自分に都合のいい現実になるまでいくらでもやり直せる能力って…。 -- 名無しさん (2015-11-29 18 54 37) ↑パイツァダストなら、ね。第一第二は…万人が欲しがる能力とは言い難いし。 -- 名無しさん (2015-11-29 18 56 37) ↑良く見る誤字なんだけど、バイツァをパイツァって間違う誤字はどこかで誤植でもあったの?ゲームで声までついてるのに、結構あちこちで同じ誤字を見かけるんだけど -- 名無しさん (2016-01-07 11 33 31) ↑バイよりパイの方が好きでしょ? -- 名無しさん (2016-01-16 12 32 31) 8部の方の名前もキラークイーンだな -- 名無しさん (2016-01-28 17 31 04) 某9番目の日記所有者とも相性が良さそうな能力。 -- 名無しさん (2016-01-28 22 08 11) スピードはザ・ハンドとどっちが上なのか -- 名無しさん (2016-03-14 19 39 58) バイツァ・ダストがよく話題になるが、第一の爆弾も無茶苦茶なチートだと思う。殴られれば死亡確定といってるようなもんだし -- 名無しさん (2016-03-14 20 19 55) しかしスタンド構成は似てるのに八部吉良は割とまともな使い方してるよね。シアーハートアタックで人助けするとは思わなんだ。 -- 名無しさん (2016-03-29 13 27 02) 8部吉良のキラークイーン、シアハを多数出せる模様 -- 名無しさん (2016-03-30 07 14 15) 8部キラのシャボン玉爆弾は黒歴史になったのか? -- 名無しさん (2016-03-30 08 52 55) ↑傍目にはシャボン玉に見える程の大量精密なシアーハートアタックで許してクレメンス -- 名無しさん (2016-04-02 07 47 20) 早人のおかげで大した危機感を感じなかったのは結構驚いた。だから大して強そうに見えなかったのが残念。 -- 名無しさん (2016-06-08 00 05 31) シアーハートアタックに「弱点がない」と思うような使い方ってどういう時にしてたんだろう? スタンド使いと相対さければ、攻撃を加えられるようなこともないだろうに。 -- 名無しさん (2016-06-09 00 42 27) シアーハートアタックをガオンされるとどうなるの?っと -- 名無しさん (2016-06-16 08 30 03) 「第一の爆弾」の能力範囲がどの程度かは不明だが、もしキラークイーンが地面に触った時、地球は超巨大爆弾に変わる・・・? -- 名無しさん (2016-07-05 10 05 27) ↑スタンドなのに「酸素がないと爆発」できないとか考えちゃう吉良だからね。大きさは人間までじゃあないかな -- 名無しさん (2016-07-05 10 19 36) というか吉良が能力を使う目的を鑑みて、そこまでの規模や威力である必要性がないからな -- 名無しさん (2016-07-22 05 07 36) 吉良は常識的ではある。ぶっ壊れているけし変態殺人性癖はあるし周りは見下すけど -- 名無しさん (2016-08-04 21 23 06) 「空気弾」じゃなくて「周囲の空気」そのものとか「相手の立っている道路」とかができたら視界にいる相手はほぼ倒せることになるしね -- 名無しさん (2016-08-18 01 02 44) そっちはオエコモバの領分。 -- 名無しさん (2016-08-18 01 23 25) アニメではよりによって初登場シーンで作画が残念な事になってしまって物議を醸している模様。まあ一瞬映ってすぐカメラが引いたから直さなくてもいいかと思ったのだろうけど。 -- 名無しさん (2016-08-24 23 53 09) でも、あの黒いオーラを纏ってるシーンは格好良い -- 名無しさん (2016-08-25 20 59 53) 8部の方はシアハートアタックを複数出してるように見えた -- 名無しさん (2016-08-25 21 16 19) ビタミンCも天敵 -- 名無しさん (2016-08-25 21 38 44) バイツァダストの元ネタの曲、日本語翻訳の歌詞見ながら聴いてみたけど…うん、元ネタに結構忠実な能力なんだな… -- 名無しさん (2016-09-03 23 05 09) 三つの能力全てが(殺人を続けながら)不安を排除して安心する事に特化していて美しいくらい本体の邪悪性を反映した能力だよね -- 名無しさん (2016-09-04 15 42 09) アニメでは、シアーハートアタックのエピソードが放送中だが、本当に恐ろしい能力だ…。これでまだ奥の手があるってんだから絶望的。 -- 名無しさん (2016-09-04 17 57 25) ↑森川さんの「イデデデデ」が破壊力高すぎるw -- 名無しさん (2016-09-05 16 36 40) コッチオミロォからコッチヲミロォに変わった印象asbとかだと高かったけど今度は低かった -- 名無しさん (2016-09-05 16 43 55) まんま機械なビジュアルだから機械的なエコーかかってなくて声に違和感 -- 名無しさん (2016-09-05 17 01 34) 自動操縦だしそういうイメージあるね -- 名無しさん (2016-09-15 16 53 18) バイツァ・ダストは、まどマギのほむほむと違ってループし続けることを前提としてると思う -- 名無しさん (2016-09-23 10 13 53) アニメのこいつはスタッフから愛されてるな -- 名無しさん (2016-11-26 13 12 53) バイツァ・ダストの能力は、文章だとイマイチしっくりこなかったけど、映像化してその恐ろしさがハッキリ分かったよ。 -- 名無しさん (2016-11-27 21 53 29) バイツァ・ダストOP面白かったな。単純な逆再生じゃないとは思ってたけど -- 名無しさん (2016-12-03 14 50 06) どっちかっていうと暗殺向けで真正面からだと強い事は強いが負ける相手はそこそこいるってよく言われるよなあ。でも一から正体探して倒せって言われたら、これほどヤバいスタンドはない。証拠隠滅にもかなり特化してるし -- 名無しさん (2016-12-27 20 48 17) 真正面からでもシアーハートアタックと本体の同時攻撃を捌けるのは非常に希少だろ。クレDにはシアーハートアタックが無効なだけで。 -- 名無しさん (2016-12-27 22 08 57) 「触れたものを爆弾にする」能力と説明される事が多いけど、しげちーみたいに「『キラークイーンが触れた物』に触れた者」を爆弾にしてる例もあるよな。締めてキラークイーンの爆弾は4種類(触れたものを爆弾化・触れたものに触れたものを爆弾化・シアーハートアタック・バイツァダスト)って事になるのかな? -- 名無しさん (2016-12-28 20 42 42) 仗助戦は触れたものに触れたものを爆弾化能力で、その辺の小石やら投げつけまくれば良かったんじゃないか -- 名無しさん (2017-04-26 11 04 41) 「1個しか爆弾に出来ない」「一度爆弾にしたら再設定はできない -- 名無しさん (2017-07-10 15 40 01) ↑ 例えばパチンコ玉を1個だけ爆弾にして投げてみせる⇒ボーン⇒複数のパチンコ玉を持ちうち1つを爆弾パチンコ玉にしてまとめて投げる…みたいにすれば足止めできたかもな -- 名無しさん (2017-12-26 12 51 14) ↑それだと三部のDIOと戦闘スタイル被っちゃうよ -- 名無しさん (2018-05-15 17 59 25) まさか日本の夏が、シアーハートアタックがほぼ使い物にならなくなる有様になろうとは…… 年に数回あるか否かの事態であれば -- 名無しさん (2018-07-22 02 12 08) 吉良吉影でもバカンスに行くことってあるんだろうか・・・もし行くとして熱帯気候の所に行ったら使えなくなるよね -- 名無しさん (2018-08-02 17 11 39) ↑同僚がバカンスに誘ってくれるよ -- 名無しさん (2019-01-28 01 12 49) 運良いよな吉良。キラークイーンがもうちょっと強くて吉良が絶望しなかったら、バイツァダストは発現してなかったろう。バイツァダスト無しだと承太郎に捕捉されて詰む -- 名無しさん (2019-05-23 16 31 23) だが「主人公とその悪友のコンビ」には一方的にやられるという相性の妙(第3はともかく) -- 名無しさん (2019-07-02 20 33 15) キラークイーン単体でも爆発対象や範囲を自在に操れる。これでも一能力扱いなのか -- 名無しさん (2019-11-25 18 38 03) tinnko -- sakmkmflkfm (2019-12-05 14 18 26) バィツアの状態でも成長性Aなのはやばい -- 名無しの権兵衛 (2020-02-14 22 35 24) 滅茶苦茶ほしいスタンド。いらない家具とか捨てるゴミとか爆破したい -- 名無しさん (2020-07-24 15 43 01) 8部でもバイツァ出るんだろうか -- 名無しさん (2020-07-24 15 48 32) 過去を変える能力だけど、過去を変えるのが他人任せなのがジョジョのボスの歪んだ精神性の現れっぽいよね -- 名無しさん (2020-10-01 18 38 54) ジョジョリオンキラークイーンの見た目とかシアーハートアタックとかあそこまで同じにするならバイツァ・ダストも -- 名無しさん (2020-11-30 14 11 46) やってほしいな…なんて(能力は微妙に違うけど) -- 名無しさん (2020-11-30 14 14 04) バイツァそのままにしてたらジョセフや由花子も巻き込まれ、下手するとスピードワゴン財団壊滅もありえたのかな -- 名無しさん (2021-03-02 10 20 18) 吉良は植物のような生き方がどうのこうの言ってたけど、結局、「何か」に触れたら爆発するってのが吉良の本性でしかない。 -- 名無しさん (2021-04-21 16 58 01) ログ化を提案します。 -- 名無しさん (2022-10-22 13 26 13) アヴドゥルが相手だったら酸素燃やされるわ熱源操られるわでまず勝てないよね -- 名無しさん (2023-01-16 17 46 35) コメントをログ化しました -- (名無しさん) 2023-04-23 21 05 46 ↑2というか、3部の殺傷能力特化スタンドは結構多くの相手に押し勝てると思う。中でも魔術師の赤は射程・攻撃規模・破壊力全てにおいてかなり高い。 -- (名無しさん) 2023-12-22 20 59 48 康一の顔と大体同じサイズのシアハがソフトボールサイズはありえねーよ -- (名無しさん) 2024-06-05 17 04 46